この記事では、これまでに投稿した近鉄大阪線(大阪上本町〜西青山)、信貴線の駅(河内山本駅)で流れる詳細型放送をまとめています。
大阪線 東青山以東の名古屋輸送統括で流れる放送は、別記事で特集しています。↓よりご覧ください。
放送の進化体系について
自動放送がどのような順序で変更されて、現在の形になったのかを別記事でまとめております。ぜひご参照ください。
種別を簡略する放送について
一部の駅では、慣習的に種別を省略し、行き先のみを案内する放送が流れる場合があります。
大阪上本町駅
Data
放送のタイプ:大阪線新型放送(男声トーン低→徐々に高いトーンのパーツに差し替え)
英語放送:あり
最終案内:あり
旧放送を踏襲して案内放送は全て男声です。接近放送では、当駅で行われる切り離しに関する案内と、松阪行き快速急行では先頭車両が貸切であること以外の雑案内(停車駅、接続案内等)は流れません。停車駅や途中駅での連絡など雑案内全般は、すべて出発予告放送で案内されます。
男声放送のみであるため、2つ以上ののりばの案内を同時に再生することはなく、島式ホームではどちらか片方ののりばの案内しか一度に流せません。そのため、放送の優先順序が次のように決まっています。
接近放送=到着放送<出発予告放送=出発放送
出発予告放送が接近放送よりも優先される設定になっているため、列車が接近していても出発予告放送を優先して流します。接近放送中に出発予告放送を流す時間が来た場合には、接近放送を途中で切り上げてでも出発予告放送を流します。
度重なる中途半端な音声パーツの更新により、少しずつ情緒不安定な放送になっています。
導入当初:すべての音声パーツが低いトーン
2020年はじめ:急行の停車駅案内が、桜井~榊原温泉口間の各駅を読み上げる形ではなく、「桜井から榊原温泉口までの各駅」で一括されるようになり、この部分だけ声の高い音声パーツに入れ替わる
2020年中に:停車駅案内だけすべて声が高いパーツに入れ替わる。
2021年6月:全体的に高いトーンの音声パーツに入れ替えられたが、なぜか要所要所に低いトーンのパーツや、切り継いで無理やり生成された音声パーツが混在する形になる。
2023年2月:「黄色い点字ブロック」に文面変更、同時に「○番のりばの電車は」のいびつな音声合成が改善される。
■=導入当初の放送、もしくはそれに相当する放送
◇=急行の停車駅案内が変更された当初の、「桜井から榊原温泉口までの各駅」のみ声のトーンが高い時期に録音した放送
★=2021年の音声パーツ更新後
▲=2023年の音声パーツ更新後
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■普通 高安行き
前6両は当駅切り離し。八尾へは区間準急が先着
★普通 高安行き
高安へも先着
▲普通 高安行き
高安へも先着
★普通 河内国分行き
出発予告~。八尾・河内山本・高安へは区間準急が、河内国分へは急行が先着
★普通 河内国分行き
八尾・河内山本・高安へは準急が、河内国分へは急行が先着
▲普通 河内国分行き
八尾・河内山本・高安へは準急が、河内国分へは急行が先着
★普通 大和八木行き
大和八木へも先着
■普通 大和朝倉行き
出発予告~。大和高田へは急行が先着
★普通 榛原行き
大和高田へは急行が先着
★普通 名張行き
出発予告なし
★区間準急 五位堂行き
五位堂へは急行が先着
★区間準急 五位堂行き
五位堂行きの最終です
★区間準急 大和八木行き
河内国分へは急行が先着
■区間準急 大和朝倉行き
出発予告~。大和高田へは急行が先着
★区間準急 大和朝倉行き
五位堂へは急行が先着
■準急 高安行き
高安へも先着
★準急 高安行き
高安へも先着
▲準急 高安行き
高安へも先着
★準急 五位堂行き
五位堂へも先着
▲準急 五位堂行き
五位堂へも先着
▲準急 大和朝倉行き
大和高田へは急行が先着
■準急 榛原行き
出発予告~。五位堂へは急行が先着
■準急 榛原行き
出発予告~。河内国分へは急行が先着。後ろ6両は高安まで
■準急 名張行き
出発予告~。五位堂へは急行が先着。後ろ4両は高安まで
■急行 大和八木行き
出発予告~。五位堂で榛原行き準急に連絡
★急行 大和八木行き
五位堂で榛原行き準急に連絡
■急行 名張行き
出発予告なし
★急行 名張行き
河内国分で榛原行き区間準急に連絡。名張へは地下1番のりばからの特急が先着
■急行 青山町行き
河内国分で榛原行き準急に連絡。切り離しがあるため?接近放送では「当駅止まり」と案内されます
▲急行 青山町行き
河内国分で榛原行き区間準急に連絡。名張・伊賀神戸へは地下1番のりばの特急が先着
★急行 伊勢中川行き
出発予告~。河内国分で榛原行き各駅停車に連絡
■急行 五十鈴川行き
桜井~榊原温泉口間 全ての停車駅を読み上げていた時代の放送です。五位堂で大和朝倉行き区間準急に連絡。後ろ2両は名張まで。伊賀神戸へは地下1番のりばからの特急が先着
◇急行 五十鈴川行き
出発予告~。桜井~榊原温泉口間を省略するようになってからの放送。五位堂で名張行き普通に連絡
★急行 五十鈴川行き
五位堂で大和朝倉行き準急に連絡。後ろ2両は名張まで
★快速急行 青山町行き
五位堂で名張行き区間準急に連絡。後ろ4両は名張まで
▲快速急行 青山町行き
五位堂で大和朝倉行き区間準急に連絡。後ろ4両は名張まで
■快速急行 松阪行き
一番前の車両は貸切です。後ろ4両は名張まで
★快速急行 松阪行き
一番前の車両は貸切です。後ろ4両は名張まで
▲快速急行 松阪行き
一番前の車両は貸切です。後ろ4両は名張まで
■快速急行 五十鈴川行き
出発予告なし
■特急 宇治山田行き
前4両は当駅切り離し
■特急 宇治山田行き
出発予告~。特急券に関する英語放送変更後
▲特急 賢島行き
のりば変更(地下1番→地上7番)
★特急伊勢志摩ライナー 賢島行き
出発メロディ途中切り
■特急 名古屋行き
出発予告~。2016年のダイヤ変更まで、地上ホームから出発する名古屋行き特急が朝に1日1本だけ存在しました。現在はすべての名阪特急が大阪難波発着となっています。
▲特急ひのとり 名古屋行き
のりば変更(地下1番→地上9番)
■貸切電車
鶴橋駅
別ページでご紹介しています↓
布施駅
Data(旧放送)
放送のタイプ:奈良線新型放送プロトタイプ(女声放送のみ)
英語放送:なし
最終案内:なし
Data(新放送)
放送のタイプ:奈良線新型放送プロトタイプ(音源入換で男声放送を追加)
英語放送:なし
最終案内:なし?
「っせ、ふせです」の女声駅名連呼が特徴的な放送。すべての電車に対して到着放送(駅名連呼)と出発放送が流れるよう設定されています。ただし到着放送は、23時を超えるとカットされます。
流せる内容と文面は新型放送と比べると、かなり旧型放送に近いです。
・「お乗り換えください」ではなく「お乗り換えです」
・上り優等種別の停車駅案内は「次は鶴橋に停まります」という簡易なものでした
・「○番のりば」ではなく「○番線」
・「八尾から○○までの各駅」ではなく、「八尾、○○間の各駅に停まります」
・「上本町行き」(駅名冠称省略)
うち下4つの項目に関しては、男声放送に更新される際に新型放送と似た言い回しに変更されています。
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上り 大阪上本町方面
◇=男声更新後に収録。男声更新時に一部案内が変更になっています。
下り 長瀬・八尾・高安方面 放送更新前
◇=男声更新後に収録。
■普通 高安行き
高安へも先着
■普通 高安行き
八尾・河内山本・高安へは準急が先着
■普通 河内国分行き
八尾・河内山本・高安・河内国分へは準急が先着
■普通 河内国分行き
八尾・河内山本・高安へは準急が、河内国分へは急行が先着
■普通 榛原行き
五位堂・大和高田・大和八木へは急行が先着
◇区間準急 大和朝倉行き
大和高田・大和八木へは急行が先着
◇区間準急 榛原行き
五位堂・大和高田・大和八木へは急行が先着
■区間準急 名張行き
大和高田・大和八木へは急行が先着
■準急 榛原行き
五位堂・大和高田・大和八木へは急行が先着
■準急 榛原行き
後ろ6両は高安まで。河内国分へは急行が先着
■準急 名張行き
後ろ4両は高安まで。五位堂・大和高田・大和八木へは急行が先着
八尾駅
Data
放送のタイプ:奈良線新型放送プロトタイプ
英語放送:なし
最終案内:未調査
ほぼ新型放送。流せる内容、文面ともに遜色はなく、違いは声だけで、奈良線新型放送と比べると声がわずかに低くなっています。
2020年2月に放送更新が行われ、男声放送の担当が津田英治氏から樹リューリ氏に変わりました。
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上り 大阪上本町方面
■普通 大阪上本町行き
布施・鶴橋・大阪上本町へは準急が先着
■普通 大阪上本町行き
布施・鶴橋・大阪上本町へも先着
■通過
■貸切電車
下り 大和八木・伊勢志摩方面
■=旧放送(津田英治氏)、★=新放送(樹リューリ氏)
■通過
■貸切電車
★高安行き
★五位堂行き
五位堂へも先着
★大和朝倉行き
大和朝倉へも先着
★大和朝倉行き
後ろ4両は高安まで。河内国分で五十鈴川行き急行に連絡
★大和朝倉行き
後ろ4両は高安まで。河内国分で名張行き急行に連絡
★準急 大和朝倉行き
後ろ4両は高安まで。五位堂で青山町行き急行に連絡
★準急 名張行き
後ろ4両は高安まで。五位堂で青山町行き急行に連絡
★通過
河内山本駅
Data
放送のタイプ:大阪線新型放送(男声トーン低)
英語放送:なし
最終案内:あり
信貴線の分岐駅。信貴山口行きは信貴線ホームの5番のりばから出発する便もあれば、大阪線下り1番のりばから出発する列車もあるため、大阪線の電車到着時の放送では、次の信貴山口行きが何番のりばから出発するかの案内があります。
隣の高安駅までの列車や、高安で切り離しを行う列車があるため、「次の高安で」という地味ながら珍しい音声パーツを聴くことができます。
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上り 上本町方面
■普通 大阪上本町行き
布施・鶴橋・大阪上本町へも先着
■普通 大阪上本町行き
布施・鶴橋・大阪上本町へは準急が先着
■通過
下り 名張・伊勢志摩・名古屋方面
■高安行き
■高安行き
高安で五位堂行き準急に連絡
■大和朝倉行き
大和朝倉へも先着
■準急 五位堂行き
五位堂へも先着。後ろ4両は次の高安まで
■準急 大和朝倉行き
後ろ6両は次の高安まで。河内国分で名張行き急行に連絡
■通過
■信貴山口行き
5番線発、女声
■信貴山口行き
1番線発、男声
高安駅
Data
放送のタイプ:旧型放送
語尾:「ございます」調
案内復唱:あり
両数案内:あり。ただし、後付けタイプ
英語放送:なし
最終案内:未調査
超がつく骨董品レアもの放送。大阪統括部が管轄する駅では一点ものの、案内復習あり、両数を後から言う旧型放送です。
停車する電車の接近時は「◯番のりば」、通過する場合は「◯番線」と区別します。
どうやら近鉄の放送担当者さんはこの駅の放送に愛着(?)か特別なこだわり(?)があるようで、次のような、ありえない好待遇で今も残っています。
・近鉄鉄道まつりが開催される際には、日中のすべての急行が臨時停車を行います。急行の臨時停車には当初、駅放送は対応していませんでしたが、2018年ごろから自動放送でも案内が流せるようになりました。
・急行の放送追加の際、最新の放送の様式である「途中の停車駅は~です」という放送文を新規に収録するのではなく、旧放送の「この電車は途中、○○に停まります」という言い回しに合わせた音声パーツが、他駅の音声パーツを借用して用意されました。
・大阪統括部は2000年ごろから、案内復唱を一般種別の接近放送で行わない方針に変わりました。ところが、2018年に大和朝倉行き運行開始に伴って放送更新が行われた際、大和朝倉行き準急で「大和朝倉行き準急、朝倉行きの準急」と流すためだけに、「朝倉行きの」という音声パーツが用意されました。この音声パーツは高安駅でしか使用が確認されていません。
上り 上本町方面
■普通 大阪上本町行き
大阪上本町へも先着。
■普通 大阪上本町行き
布施・鶴橋・大阪上本町へは準急が先着。
■準急 大阪上本町行き
駅名冠称省略。後ろに4両つなぎます。
■回送
■通過
回数固定
■通過
通過しきるまで鳴動するよう変更後
下り 名張・伊勢志摩・名古屋方面
■五位堂行き
五位堂へも先着
■大和朝倉行き
大和朝倉へも先着。後ろ2両はこの駅まで
■榛原行き
■名張行き
■準急 大和朝倉行き
後ろ4両はこの駅まで
■準急 榛原行き
駅名冠称省略
■準急 榛原行き
駅名冠称追加後
■準急 名張行き
駅名冠称省略
■準急 名張行き
駅名冠称省略。後ろ4両はこの駅まで
■準急 名張行き
駅名冠称追加後
■当駅止まり
簡易接近放送
■通過
回数固定
■通過
通過しきるまで鳴動するよう変更後
河内国分駅
Data
放送のタイプ:大阪線新型放送(男声トーン低)
英語放送:なし
最終案内:未調査
初期タイプの大阪線新型放送が導入されています。放送の内容は標準的です。
■榛原行き
■普通 大阪上本町行き
布施・鶴橋・大阪上本町へは急行が先着
■区間準急 大阪上本町行き
高安で普通に連絡
大和高田駅
Data
放送のタイプ:大阪線新型放送(男声トーン低)
英語放送:なし
最終案内:なし
初期型の大阪線新型放送が導入されていますが、ほかに導入されている駅と比べると①列車名の案内ができない、②最終電車の案内が流せない、などの違いがあります。
大阪線上り 上本町方面
■普通 大阪上本町行き
布施・鶴橋・大阪上本町へは急行が先着
■区間準急 大阪上本町行き
布施・鶴橋・大阪上本町へは急行が先着
■急行 大阪上本町行き
五位堂で大阪上本町行き急行に連絡
■通過
■大和朝倉行き
大和朝倉へも先着
■榛原行き
桜井以遠へは急行が先着
■特急 鳥羽行き
伊勢中川で名古屋行き特急に連絡
■特急 賢島行き
伊勢中川で名古屋行き特急に連絡。(伊勢志摩ライナーが充当されていましたが、列車名は案内されませんでした)
■通過
大和八木駅
放送更新前
Data
放送のタイプ:旧型放送(分類不明)
語尾:「ございます」調
案内復唱:なし
両数案内:あり
英語放送:なし
最終案内:なし
旧型放送ながら、案内復唱を行わない珍しいタイプの放送でした。
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大阪線上り 上本町方面
■区間準急 上本町行き
布施・鶴橋・上本町へは急行が先着
■榛原行き
■特急アーバンライナー 名古屋行き
途中、津に停まります
■特急 宇治山田行き
この駅で難波からの車両と京都からの車両を連結します
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放送更新後
Data
放送のタイプ:音源差し替えのみの簡易更新
語尾:「ございます」調
案内復唱:なし
両数案内:あり
英語放送:あり
最終案内:なし
声を入れ替えただけの簡単な更新に留まっているため、声は新型放送でも内容は旧放送のころのままです。
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大阪線上り 上本町方面
■急行 大阪上本町行き
五位堂で大阪上本町行き区間準急に連絡
■特急 京都/大阪難波行き
当駅で切りはなしを行います。前4両は京都行き、後ろ4両は難波行き特急です。この電車は定期ダイヤからすでに削除されており、大晦日の終夜運転でのみ運転されるレア運転となっています。
■通過
■榛原行き
■特急 鳥羽行き
この駅で難波からの車両と京都からの車両を連結します
■通過
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桜井駅
Data
放送のタイプ:旧型放送
語尾:「ございます」調
案内復唱:なし(削除済)
両数案内:あり
英語放送:なし
最終案内:旧放送なし 新放送未調査
旧放送は高安駅と同じタイプの放送でしたが、一般種別の接近放送では案内復唱が削除されていました。特急の接近時に限り、案内復唱が残っています。
桜井や高安に導入されていたような、特に古い旧型放送では、導入当初の設計で駅名冠称を省略しているケースがあります。そういった駅では、後年になって別録りされた冠称を省略しない音声パーツに更新された駅も多い中、桜井駅では最後まで駅名冠称を省略した音声パーツが使われていました。
2020年、快速急行への貸切車両連結に伴う一斉更新により、新放送に切り替え。3月6日に更新確認。
男声放送担当の樹リューリさんは、初期に導入された放送と大阪阿部野橋駅の放送更新以降に導入された放送で、声のトーンを変えています。桜井駅が新放送に変わったのは、大阪線各駅の放送更新が積極的に行われていた時期なので、新しく高いトーンの声で録音できたはずですが、どういうわけか当初は初期に収録された低いトーンの音声パーツが混用されており、声のトーンが一定しない情緒不安定な放送となっていました。
同年5月ごろに音声パーツが統一され、すべて高いトーンの越えパーツに修正。その後、2022年に放送文言を「黄色い線」から「黄色い点字ブロック」へ更新した際に、また低いトーンの音声パーツが混在するようになり、振り出しに戻りました。
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上り 上本町方面
◇=放送更新後
■普通 上本町行き
国分・布施・鶴橋・上本町へは急行が先着
◇区間準急 大阪上本町行き
河内国分・布施・鶴橋・大阪上本町へは急行が先着
■準急 上本町行き
高田・五位堂・国分・布施・鶴橋・上本町へは急行が先着
◇準急 大阪上本町行き
河内国分・布施・鶴橋・大阪上本町へは急行が先着。河内国分で大阪上本町行き区間準急に連絡
■急行 上本町行き
国分で上本町行き普通に連絡
◇急行 大阪上本町行き
五位堂で大阪上本町行き区間準急に連絡
■快速急行 上本町行き
五位堂で上本町行き区間準急に連絡
■通過
◇通過
下り 名張・伊勢志摩・名古屋方面
◇=放送更新後(トーン調整前)
◆=放送更新後(トーン調整後)
■榛原行き
榛原へも先着
◇榛原行き
榛原へも先着
◆榛原行き
榛原へも先着
■快速急行 青山町行き
名張で伊勢中川行き普通に連絡
◇快速急行 青山町行き
後ろ4両は名張まで
◆快速急行 青山町行き
後ろ4両は名張まで
◆快速急行 松阪行き
一番前の車両は鮮魚貸切。後ろ4両は名張まで
■快速急行 五十鈴川行き
後ろ4両は名張まで
◇快速急行 五十鈴川行き
後ろ4両は名張まで
■通過
◇通過
◆通過
◇貸切
榛原駅
Data
放送のタイプ:旧型放送(女声放送のみ)
語尾:「ございます」調
案内復唱:なし(削除済み)
両数案内:あり
英語放送:なし
最終案内:あり
大阪線標準の旧型放送が使用されています。なお、すべてののりばが女声放送(もとむらみちこ氏担当)です。
もともとは高安駅のように案内復唱あり+両数は後から流す放送文だったようで、要所要所の抑揚が不自然です。また、旧型放送使用駅では珍しく号車番号の案内「電車の番号は前/後ろから~」が流れます。
停車駅案内は駅名冠称がある音声パーツに置き換えられているものの、行き先の音声パーツは放置されていて「上本町行き」「難波行き」のままとなっています。
最終案内が用意されています。旧型放送で最終案内が実装されているのは非常に珍しいです。
2022年12月、ダイヤ変更を前に小規模な放送更新が行われ、声優に変更はありませんでしたが「黄色い線」→「黄色い点字ブロック」に変更され、かつ特急でのみ行っていた案内復唱も完全に削除されました。
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上り 上本町方面
■区間準急 上本町行き
5番のりば発
■快速急行 上本町行き
一番後ろの車両は貸切です
■通過
下り 伊勢志摩・名古屋方面
■名張行き
■通過
名張駅
Data(旧放送)
放送のタイプ:旧型放送
語尾:「ございます」調
案内復唱:なし(削除済み)
両数案内:あり
英語放送:なし
最終案内:なし
Data(新放送)
放送のタイプ:大阪線新型放送(男声トーン高)
英語放送:あり
最終案内:未調査
旧放送は大阪線標準の旧型放送で、女声放送のみでした。英語放送導入に伴い放送更新が実施され、大阪線新型放送に切り替えられました。
◇=放送更新後に収録
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上り 上本町方面
■区間準急 上本町行き
鶴橋・上本町へは快速急行が先着
◇準急 大阪上本町行き
桜井・大和八木・大和高田・五位堂・布施・鶴橋へは快速急行が先着。
◇急行 大阪上本町行き
電車をつなぎ、6両で運転します。
■快速急行 上本町行き
大和高田・鶴橋・上本町へは特急が先着。
◇快速急行 大阪上本町行き
後ろ1両は鮮魚貸切。電車をつなぎ、10両で運転します。大和八木・大和高田・鶴橋・大阪上本町へは特急が先着。
◇特急 大阪上本町行き
電車をつなぎ、10両で運転します。
■特急 京都/難波行き
「前の4両で」欠落ver.
下り 伊勢志摩・名古屋方面
◇急行 伊勢中川行き
伊勢中川で名古屋行き急行に連絡。
◇急行 五十鈴川行き
後ろ2両はこの駅まで。
■急行 名古屋行き
松阪・伊勢市・鳥羽方面は伊勢中川でお乗り換え
◇快速急行 青山町行き
後ろ4両はこの駅まで。
◇快速急行 松阪行き
後ろ4両はこの駅まで。先頭車両は貸切車両です。伊勢中川で名古屋行き急行に連絡。
◇特急 鳥羽行き
後ろ4両はこの駅まで。
◇特急 鳥羽行き
後ろ6両はこの駅まで。伊勢中川で名古屋行き特急に連絡。
◇特急 賢島行き
伊勢中川で名古屋行き特急に連絡。
◇特急アーバンライナー 名古屋行き
伊賀神戸にも停車
そのほか
■回送
伊賀神戸駅
Data(旧放送)
放送のタイプ:旧型放送
語尾:「ございます」調
案内復唱:なし(削除済み)
両数案内:あり
英語放送:なし
最終案内:なし
Data(新放送)
放送のタイプ:大阪線新型放送(男声トーン高)
英語放送:あり
最終案内:未調査
この駅の放送更新では、とにかく例外的な事柄が多いです。
伊賀神戸駅の放送は、2020年の快速急行への貸切車両連結開始にともなう一斉更新で、現在使用されている新放送に切り替わりましたが、それまでは年代物の旧放送が残存していました。この残っていた旧放送が、非常に特殊な放送だったのです。
到着放送で駅名を流す場合には、「大和西大寺、西大寺です」のように2回繰り返すのがふつうですが、この駅では1回しか読み上げられません。「伊賀神戸でございます」と短く読み上げて終わりという、拍子抜けするものでした。
また、子会社路線への乗り換えを案内する場合には、「湯の山温泉方面と、四日市あすなろう鉄道線はお乗り換え」のように、ふつう会社名で乗り換え案内を行いますが、伊賀鉄道線が近鉄伊賀線だった頃のまま放送が更新されてこなかったため、伊賀神戸駅では「上野市方面はお乗りかえ」と放送していました。
旧放送の末期には、日本語放送は旧型放送のまま、英語放送が追加される小更新が行われます。
2020年に全面更新が行われた折に、これらの矛盾点が解消されるかと思いきや、なんと文面にはほぼ手をつけずに、駅名連呼で一度しか駅名を読み上げない点や、会社名ではなく駅名で案内する点は、そのまま新放送にも引き継がれてしまいました。
2022年に再度放送更新が行われ、「黄色い線」→「黄色い点字ブロック」への置換が行われたほか、上に挙げた旧放送の名残が修正されました。
◇=声優入換後に収録。▲=黄色い点字ブロック文言変更後に収録
上り 上本町方面
■急行 上本町行き
大和高田・鶴橋・大阪上本町へは特急が先着
◇急行 大阪上本町行き
榛原・大和八木・大和高田・鶴橋・大阪上本町へは特急が先着
■特急アーバンライナー 難波行き
桜井にも停車
■特急伊勢志摩ライナー 難波行き
桜井にも停車
▲通過
下り 伊勢志摩・名古屋方面
青山町行きは、次の青山町までです。
■急行 五十鈴川行き
伊勢中川で名古屋行き急行に連絡
◇急行 五十鈴川行き
伊勢中川で名古屋行き急行に連絡
▲急行 五十鈴川行き
伊勢中川で名古屋行き急行に連絡
■特急 鳥羽行き
伊勢中川で名古屋行き特急に連絡
■特急伊勢志摩ライナー 鳥羽行き
伊勢中川で名古屋行き特急に連絡
◇特急 賢島行き
伊勢中川で名古屋行き特急に連絡
▲特急 賢島行き
伊勢中川で名古屋行き特急に連絡
◇通過
▲通過
伊賀鉄道線
伊賀上野行きの扱いは非常にぞんざいで、旧放送の頃は伊賀上野行きの案内が用意されておらず、全列車「上野市行き」と案内されていました。声優入換後も、英語放送では"bound for Iga-Ueno"のパーツが用意されていなかったため、英語放送では行き先が流れていませんでした。2022年の放送更新でこれが修正され、現在はどの行き先でも正常に英語放送が流れるようになっています。