伊勢志摩ライナーへ4か国語放送を録りに行ったが満足できなかったので、再履修したら車掌さんに顔を覚えられていたという話

 

突き詰め出したらキリがない。でももう、行けるとこまで突き詰めないと気が済まんのです。

 

近鉄の車内自動放送に魅せられ、投稿した関連動画はすでに100本以上。そんな頭おかしい人が今宵狙いを定めた標的は、伊勢志摩の名を背負う黄色いアイツです。

 

伊勢志摩ライナーの車内放送

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事の発端は6月、緊急事態宣言が解除されてすぐのこと。たまたま乗ったアーバンライナーで4か国語放送がふつうに流れていたのが始まりでした。訪日観光客なんて一時の何分の一で、もはや英語放送すらも必要か怪しいというのに、近鉄の「ライナー」列車では4か国語放送が当然のように流れているのです。

 

どうせこのご時世、一般種別で録音しても4か国語放送なんて望めませんし、録るだけ無駄です。ならいっそ旅客も少なくなっているであろう特急を狙おうと。

あまり積極的に行ってこなかった特急列車の車内放送収録を行うにあたり、これまで1回も録音したことがなかった伊勢志摩ライナーに狙いをつけ、録音しに行ったのが7/19のことでした。

 

 

結果。

 

1本目、阪伊甲特急、難波→賢島。鶴橋から伊勢市までノンストップというイカした列車です。

鶴橋発車後のかなり重要な放送が英語切り伊勢市以遠もちょくちょく英語切りあり。

 

2本目、京伊特急、賢島→京都。

名張→大和八木間の、乗換案内が豪勢で面白い放送が英語切り。ちなみに京伊特急は、この区間の車掌さん以外、全員4か国語流してくださいました。

 

 

まず伊勢志摩ライナーの放送の言語数ですが、狙い通り、やはり4か国語で案内が流れていました。

 

しかも伊勢志摩さん、大阪難波停車中の放送では、地下区間で喫煙ルームが利用できない旨の案内が4か国語で(ひのとりやアーバンでは2か国語しか流れない)、鶴橋発車後には喫煙ルームを使用できるようになった旨がこれまた4か国語で(同上)流れます。

 

 

なのに鶴橋発車後のやつを逃し、復路では大和八木到着時に流れるメインディッシュに近い放送を逃した。こんな中途半端な出来は、個人的に許せないわけですよ。

 

時は7月末、株主優待券が叩き売られる時期です。ここぞとばかりに購入し、満足いかなかった列車を昨日、再履修してきました。

 

同じ車掌さん

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近鉄特急の収録をする時はほぼ必ず、車掌さんに事前に断ってから録音するようにしています。

 

特急での収録は、乗降が多い一般種別と比べても一際目立つので、騒がれたくない(万が一車掌さんに報告が行っても何をしてるかが分かりやすい)のと、断られた時も列車の変更が可能なので損がないためです。

 

1両あたり2, 3人しか乗っておらず、誰にも迷惑をかけることがないような場合は勝手に録りますが、窓側の席がほぼ埋まっているような場合には許可を取っておくのが吉です。

 

 

で、昨日。4連休初日です。再履修1本目、阪伊甲特急はまさかの満席。なので難波で車掌さんに申告すると、快く受け入れてくださいました。おかげさまで無事、鶴橋発車後の放送を収録でき、その後はゆっくり伊勢市までの旅路を過ごします。

ちなみに鶴橋から伊勢市まで1時間半かかります。鶴橋を出てすぐに流れる3分くらいの音声を録音するために、1時間半も乗る。充実した無駄な時間でした。

 

 

続いて再履修2本目。

 

名張で申告…しようとしたところ、自分を見ながら横にいらっしゃった急行の車掌さんと談笑中。見覚えがある車掌さんです。棒を伸ばすような仕草をしたりして、、、ん?

 

 

「朝はええの、録れた?」

こーれは同じ車掌さんですわ。

 

一瞬やってしまったかと思いましたが、実はこれはすごく幸運なことで、なぜかと言うとこの趣味に理解がある車掌さんってやはり少数派なんです。

 

ここぞとばかりに申告して乗車。大和八木到着時の放送も4か国語で録音させていただけました。

 

八木で降りてから階段へ向かってると、後ろから「いけた?」のお声。

 

「大和八木着くときの放送長いし、難波行き特急の案内せなあかんから、ふつう途中で切るんよ。でも絶対録りたいやろな思って、最後まで流したで。ええの録れた?」

いやもうおっしゃる通りです。長いのにギリギリまで流れない、しかも中韓パートを流す必要もそんなにないので、前回はカットされたんです。2回目で録れて非常に助かりました。本当にありがとうございました。

 

……で、視点を変えると、1回目録りに来た際にも難波→伊勢市名張→八木で同じ車掌さんに当たっていたことになります。

往路で鶴橋発車後の放送を途中で切られているように、中韓パートを容赦なく切る車掌さんですから、復路で八木の放送が切られてしまったのも納得できてしまいますね。

 

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こういう紆余曲折がありまして、無事満足できるクオリティのネタとなりました。

 

自信を持ってお届けする伊勢志摩ライナーの車内自動放送は、阪伊甲特急の方から投稿する予定です。早ければ来週土曜には投稿いたします。お楽しみに!

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