以前は夕方にも設定がありましたが、それも自然消滅して現在は早朝か深夜のみと両極端な存在に。
今回は区間急行の車内放送を録音してきました。まずは放送からお聞きくださいませ!
夜遅くの運転ということで録れない方も多いはず。かく言う私も平日の一本目でないと家まで帰ることができないほど、全区間通しての収録は至難の技です。
さて、この列車の放送の特徴をまとめていきたいと思います。
あまり面白い案内はない
一言目から否定に入って申し訳ございませんが、実際問題、想像しているほど好奇心をそそるような案内はありません。
大阪阿部野橋で始発駅案内を録ることができればそれで終わりでも特段問題はありません。
区間急行専用のパターンを用意したわけではなく、古市発車後の案内までは急行の案内を、そこから各駅停車の案内を無理やり繋げたような、すごく中途半端な案内しか流れません。
尺土到着前の案内に至っては停車駅も流しません…( ˘ω˘ )
「吉野行き各駅停車に変わる」旨は流れない
しかしそもそも乗り通す人自体が少ないためか、こんな真夜中に乗る一見さんも少ないとみなされたのか、橿原神宮前で吉野行き各駅停車に変わるといった内容を流す案内はありません。むしろ橿原神宮前では「この電車はこの駅までです」と言い切ります。
名古屋線方面では種別・行き先を変更する場合の案内も用意されているようですし、今後用意されることはあるのでしょうか…。
変則的な案内
南大阪線では
・藤井寺発車後(下りのみ)
・古市発車後
・橿原神宮前発車後
・吉野口発車後(上りのみ)
の四ヶ所で、「お待たせしました。近鉄をご利用いただき〜」から始まる列車の詳細な案内が流れます。
この場合には大阪阿部野橋行き急行の古市発車後を除いて
「この電車は吉野行き急行です。途中…に停まります。次は…です」
の順で流れるようになっています。
対して区間急行の古市発車後の案内はこの通り。
次は尺土、尺土です。
御所方面はお乗り換えです。
…少し簡易な案内になっていますね。
また同様に、他の種別では各停区間に入る前に「この駅から〇〇まで各駅に停まります」という旨の案内が入りますが、この列車では尺土到着前に「この駅から橿原神宮前まで各駅に停まります」という案内がありません。
近鉄らしからぬ車内放送。これはこれである意味貴重です…(*´∀`*)
放送のネタ性としては著しく低い代わり、案内のテンプレートから外れているという点での資料的価値は非常に高いといえるのが特徴でしょう。
収録される場合はこちらがオススメです。
ただ休日はどうあがいても古市までしか戻れません。古市から先は…頑張ってください。
それではー!