江坂行き最終の車内放送

こんばんは。やたてつです。

今回は表題にある通りこちらの自動放送について語りたいと思います。



北大阪急行の最終列車、ならびに一日一本しかない江坂行きの車内自動放送です。
江坂行き最終であること、江坂でなかもず行き最終に連絡すること等を事細かく放送できる専用の放送が用意されており、以前から収録してみたいと考えていた電車でした。

8月1日にOsaka Metroが放送更新を実施した際、北大阪急行も併せて放送更新を行っており、江坂行き最終も英語放送が増えるなど手が加えられています。

残念ながら放送更新前に記録することはかないませんでしたが、英語放送に特化した今回の更新でどのように放送が変わったのか、更新後の放送を記録したいわけです。

ところがこの最終電車のためだけになんと4回も収録に出る羽目になってしまいました。

■研修中の乗務員にあたる可能性がある

まさかの大敵、乗務員研修。一日一本の電車の放送が必ず流れるものではないと来ました。
この電車が無理でも次の電車で…とできないのです。また日を改めて来ないといけません。なかなかネックです。

また北大阪急行線では乗務員研修時、英語放送のみ流すことができる研修モードという設定がありますが、詳しい方によると江坂行き最終はその設定もないとのこと。このため研修生にあたると始発案内しか流れません。

つまり楽しみにしている英語放送すらも聞くことができないということです。かなり運が介在する、予想外の鬼門でした。


気になるのは財布の中身もです。矢田~大阪阿部野橋間が往復420円、天王寺千里中央間が往復920円です。

1回の収録で1,320円、そして4回なので5,360円…(´ω`;)

わずか4駅区間の終電のためにけっこう馬鹿にならない金額になっちゃいました。

■粘る価値ありの放送

4回粘ってようやくお目当ての自動放送にありつけたわけですが、結論から申し上げますと粘る価値は十分あります。この電車でしか聞くことができないパーツが山のようにあるからです。


まず江坂でなかもず行き最終に連絡する旨の放送。

北大阪急行Osaka Metro全線で使用されているこの形式の放送ですが、狭いようで広い地下鉄中をめぐっても「連絡」と謳う放送はありません。北大阪急行のこの列車でしか聞くことはできないのです。かなり貴重な設定です。
また江坂到着時には英語でもその案内が流れる点もGood。


次に江坂到着時の放送では唯一、北大阪急行流の途中駅止まりの放送を聞けるということ。

北大阪急行Osaka Metroは同じ声優を起用し、同じような放送を使用しているものの、文言にはかなり興味深い差があります。特に英語放送ではそれが顕著です。

自社のあらゆる路線に途中駅止まりが存在するOsaka Metroと、自社路線の途中駅止まりが江坂止しか存在しない北大阪急行ではそのあたりも変わってきます。


大きな点でいうと以上2点ですが、さらに少し地味ながら気になるのは緑地公園→江坂間で流れる啓発放送です。

あと1駅で終点だというのになんと女性専用車両に関する案内が入ります。これはなかもず行きと同じ個所でマナー啓発放送を挟んでいるためですが、あと数十秒で終点に到着する、かつ終電の客もまばらな車内で女性専用車の案内が流れるのはなかなかシュールです。

■同じ案内なのに文言が違う?!

江坂行き最終では「江坂でなかもず行きへの接続がある」という旨の案内が乗車中に3回流れます。1回目が千里中央停車中の始発案内で、2回目は江坂駅の次駅放送、3回目が到着放送です。

これらすべてが全く同じ内容を示すにもかかわらず、3回とも文言が違うという奇妙な現象が発生しています。


千里中央停車中は、
「なかもず方面へは、江坂駅でなかもず行きの最終電車に連絡いたします

江坂次駅案内では、
「なかもず方面へお越しのお客様は、江坂駅でなかもず行きの最終電車をご利用ください

江坂到着案内では、
「なかもず方面へお越しのお客様は、着きましたホームの反対側の電車にお乗り換えください」


見事に3回とも異なります。


このうち到着時の放送なので内容を変えている江坂到着放送を除き、1回目と2回目の放送はなぜ表現を変更したのか非常に気になる案件です。

千里中央停車中は単に接続することを案内するので「連絡いたします」、江坂次駅案内では乗換案内も兼ねているため「ご利用ください」と変えているのでしょうか。



以上、江坂行き最終の車内放送についてでした。

北大阪急行Osaka Metroの英語放送の違いはまた別記事でご紹介したいと思います。ひとまず今日はここまでで。

それでは~。

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