トワイライトエクスプレス 弾丸往復乗車! (最終回)

近江塩津にて北陸本線との別れを告げて、短絡線である湖西線へと足を進める。
 
湖西線まで戻ってくれば、もう見慣れた景色が周りを支配する。旅の終わりはもうすぐそこまで、着実に迫っているのだ。
 
列車はまもなく東山トンネルへ──。
 


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現在地はこちら▮   ⇒⇒⇒
 
 
  
 
次は 京都です。
 
 
 
残り距離は約:120km
 
 

琵琶湖

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霧にかすんだ琵琶湖を左手に、大阪へ向けて快走します。
 
 
 
何度も大回り乗車で訪れた地。往路いでも見た景色。
 
見慣れた光景も、今日は特別…ですね(*´∀`*)
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ここにきてスタンプ台も非常に空き始めたため、帰りの分も一枚押させていただきました!
 
 
 
 
そして琵琶湖も見えるか見えないかといったころになると、列車は停車駅でもないのに減速し始めます。
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こちら大津京駅では、後から来る特急サンダーバード号の通過待ちをします。
 
 
 
ここから大阪までわずかな距離ですが、やはり定期列車優先はここでも変わりません…(笑)
 

最後の停車駅

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すると列車は京都に到着しました。
 
 
 
 
奥には特急スーパーはくと号がお出迎え。
 
なつかしい関西の雰囲気がたまりません♪
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京都を発車し、西大路を過ぎてしばらくすると、上下線の列車がすれ違います。
 
 
 
惜しくもトラスに邪魔されてしまいましたが、新幹線の橋脚に邪魔されるよりは、この方がかなりましですね(笑)
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結局隣の寝台に人が来ることは無く…。
 
 
夏休みという混雑している時期に、Bコンパートメントとはいえ空席が出ているのも珍しいですね~。
 
旅行会社に取られていたのでしょうか。
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そして現在工事真っ最中の、新大阪駅に到着。
 
 
新幹線に乗り換える方が案外多く、サロンカーで聞いた話では「このまま熊本まで帰る」なんて人も…(笑)
 
遠路はるばるご苦労様です。


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晴れの日も雨の日も、よく車窓から見た淀川を渡ると、大阪駅はすぐそこです。
 
 
 
 
再びいい日旅立ちが流れたかと思うと、ついに大阪駅3番線に入線します。
 
遅くなりましたが、札幌発車時の放送、大阪到着時の放送をまとめた動画を投稿しましたので、ご覧ください。
(大阪到着時の放送は5分55秒頃から始まります)
 
 
いまさらですが札幌発車時にはなんと、ハイケンスのセレナーデも流れました!
 
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「大阪、大阪です。お忘れ物の無いように ご注意ください。」
聞きなれた自動放送が妙に懐かしい、大阪駅に到着です!
 
青森到着時などでは遅れていましたが、長時間停車を削って見事に定時到着。45時間にも及ぶ長い乗車は、これで終わりです…。
 
行きと同じく、友人のNara氏がわざわざ出迎えに来てくれていました。
こっちは携帯の電源も切れて連絡もままならない状態だったのに…(笑)
 
 
会うやいなや、頼まれていた車内グッズを渡そうかと思いきや…
「ちょっとyyyy、こっち来いって!」
 
なにやら興奮した様子。案内された先にあったものは…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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な…なんぞ、これ……!
このタイミングでネタ持ってくるか!?
レポ終わって「札幌からの長い乗車楽しかったなぁ…できることならもう一度」で終わらせてくれよ…!!()
 
まあ…出てきたからには仕方ない。ご紹介しましょう、過去に2度ほどしか走っていない臨時列車「シュプールトワイライト信越号 神戸行き」です。
 
こちらの号車の幕、実は一度「トワイライトエクスプレス 大阪」の正規の幕で登場しているのですが、覚えていらっしゃいますでしょうか…?
復路第二回、洞爺駅停車中 に、駅構内の案内板に不必要なツッコミを入れた際、右側に写ってるんですよね~…同じ号車の幕が。
 
ただし洞爺のものは車両の反対側の物。しかも位置もイタズラで回されたとは思えない位、きっちりと真ん中に来ている。 つまりこの幕…
 
まさか札幌からずっとこのままだったのか…!?
*ちなみに方向幕などを勝手に回すと、ばれれば確実に警察のお世話になる行為ですので絶対にしないように!
 
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トワイライトエクスプレス」の名とともに消えるはずだったこの幕。
 
 
 
 
 
思わぬ形で目にすることができましたが、なにか得心行かない…。やっぱイタズラの線のほうが強いよなぁ…。
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最後に先頭から一枚!
 
 
 
車番を見ていただくとわかるとおり、行きに青森までけん引した機関車でした。 (→往路の画像へ)
 
結局、車両も機関車も、往復とも大阪─青森間は同じだったんですね。
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車庫へ向けて走り去る姿を見送り、家に帰りました。
 
たとえBコンパートメントでも。
たとえ初の乗車でも。
たとえ予算が少なくても。
たとえ札幌滞在時間が4時間でも。
 
乗れなかったよりはましです。
 
一度も乗らずに「あの時乗っておけば…!」と悔やむよりは、バカげた行程のほうが強く思い出に残るでしょうしね(笑)
 
 
これでトワイライトエクスプレス 弾丸往復乗車のレポートは終わりです。
 
ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。
 
 
それでは~
 
 
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