Good bye:しらさぎ号・富山行き

特急「しらさぎ」号。
その歴史は古く、運行開始は東海道新幹線の開業と同じく1964年までさかのぼります。
 

東海地区、関東地区から北陸方面へのアクセス特急として運行を開始し、同一経路の「きらめき」や、米原発着の「加越」などを統一する形で増発を行い、今では16往復に至るまでになりました。 (うち、半数は米原折り返し)

現在は、東海道新幹線米原駅で10分以内の接続を行うことで、米原─北陸方面が主要な輸送区間となっています。
 
多客期には基本編成の5両に加え、増結編成を3両、さらに米原で3両を増結し、北陸方面へ11両で運転する日もあります。
 
 
もちろん北陸新幹線の開業は対岸の火事では済まず、変更を食らうのはサンダーバードに限った話ではなく、しらさぎ号も同様。
 
サンダーバードでは和倉温泉発着便が1本残されるのに対し、しらさぎ号では金沢以北の運転はすべて取りやめとなります。
今回はそんなしらさぎ号の自動放送を、
・英語放送が導入されて  から、
・新メロディーが採用採用される   までの、
およそ1か月間しか聞けなかった組み合わせで録音してきましたので、どうぞ最後までお聞きください!
それを言い出すと、新メロディー採用(今日)から明日までしか聞けない新メロディーと改正前列車の放送はかなり貴重に…いえ、何もないです()
 
なお最後には、連結シーンも動画で記録しております。
※動画内に映っています通り当日は大雪だったため、列車に遅れが出ていました。
 
 
特急列車の併結だからと言って特殊なパーツがあるわけではなく、「後ろに3両つなぎます」とのみ放送されます。
 
また、連結作業を行うためか号車案内(どちらが1号車か)はなく、いきなり設備案内がなされるという…。
(「スーパーいなば」号でも上郡駅にて同様の事象が発生しているため、スイッチバックを行う駅では流してないのかもしれませんが)
 
日本語放送では「指定席は2号車、3号車、7号車から11号車」の順で流れますが、英語放送では「7 through 11, 2 ,and 3」と順序が逆になります。
 
「2,3,and 7 through 11」でも通じなくはないと思いますけども…これいかに…(´・ω・`)
 
 
最後に画像を数枚、ご紹介してお別れとさせていただきます。
 


イメージ 1
しらさぎ 富山」の表示が見れるのも、あと明日を残すのみとなりましたね…。
 
撮影日はかなりの吹雪に見舞われたため、表示の角の部分を見てもわかる通り表示面が凍ってます。氷張っちゃってます()
 
 
イメージ 2
米原駅の電光掲示板は素子欠けが、特に緑色のLEDがひどく、「しらさぎ」表示を見ていただくとわかる通り、かなり色がバラバラになっています。
※3色LED(赤・緑・オレンジ)は赤色と緑色のLEDを同時に光らせることで、オレンジ色を発光させています。
 
しらさぎ号が増解結を行う列車は決められており、よほどのことがない限り、4号、10号、11号と13号のみが米原にて増解結を行います。
 
11号も増解結を行う…と思い込み張り切ってきたのですが、あいにく多客期ではないため増結は行わず、唯一作業を行う13号にて録音してきました。
 
 
イメージ 3
米原駅 5,6番ホームに設置されている時刻表では、片面は通年しらさぎ号の案内を行っています。
 
「11両」なんていう中途半端な両数もこの日まで。
改正後は「9両」が限界になってしまうんですよね…さみしいものです(´・ω・`)
ちなみに「しらさぎ」編成の基本編成が5両編成なのは、「できる限り米原─名古屋間の両数は押さえたい」というJR東海の意向を反映した結果だそうで。
 
イメージ 4
ちなみに裏面はというと、「5両編成」しか書かれてなかったり(笑)
 
「そもそもこののりばから発車しない!」ということでしょうか? 最低限の案内だけが行われています。
 
 
イメージ 5
目を開けてるだけで精いっぱいという猛吹雪の中、停車中のしらさぎ 59号・金沢行き。
 
金沢行きは廃止されるどころかむしろ大増発になりますが、5両編成ではなくなりますので一応載せておきます。
 
 
イメージ 6
こうも雪まみれの側面表示となると、大阪出身の私にとっては非常に新鮮に思えます(*´∀`*) 
 
英語…全然読めないデスネ(´・ω・`)
 
 
イメージ 7
最後に動画でも紹介しております、連結の際の光景を載せておきます。
 
11号が連結する列車だったらまだまだ日も落ちる前で明るかったのですが、あいにく13号しか連結は設定されておらず…orz
 
 
そもそも狙って撮ったわけではないので全然映ってませんが、一応状況を説明すると手前の8両側の連結器カバーを外した直後になっております。
 
この後は動画の通り。“返し”のついた金属棒で、増結編成側の連結部分の雪を落としてから連結を行います。
 


以上、しらさぎ号・富山行の自動放送でした。
 
 
それでは~
 
 
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