滅多に聞かない工事中の珍事から一転、無事保存されることが決まったこの駅名標を、数日前に見に行ってきました!
今まで広告の裏に隠され、日の目を浴びたや否や「京都鉄道博物館に保存するか、このまま保存すべきか」と一躍人気者に。
昭和7年の開業から20年ごろに設置されたとみられ…使用停止されてからおよそ半世紀。よく上塗りされずに残っていたなぁ…!
筆で書かれた「てらだちょう」の大きな字に、歴史を感じさせる旧字を用いた「天王寺區」の所在地表記。
今はこの駅名標の発見に伴って工事が中断されており、周りの壁も塗り替えられていないため自然と溶け込んでいましたが、今後は塗り替えに伴ってさらに異色をはなつ存在になりそうですね(笑)
今後の工事の進捗状況により他にも出てくる可能性がありますが、9月12日現在は外回りホーム(2番のりば)の後ろ寄り、5両目付近に一か所ございます。
…で、撮影をしに行ったのはいいものの、記事を書くのをさぼっていたところ、日同級生から「保護用にカバーかけられたで」と言われまして、画像を確認したところ…。
簡易ではありますが、カバーがかけられていました!
保存へ向けて一歩前進、ですね!
半世紀以上も眠っていた「顔」が偶然出てきた寺田町駅。
ぜひともこの場所で、今後とも見守ってほしいところです(*´∀`*)
他の駅や、同駅にも3か所ほど残ってそうな個所が見られるとのことで、今後が気になるところですね(`・ω・´)
あと…禁断の撮影かもしれませんが。
元々テープ部分が外れていたので少し引っ張ってカバーの向こう側を見てみますと…この通り。
画像左端の半円が「てんのうじ」の「の」で、ちょうど「うじ」と英語の「Ō」が欠ける形で欠損していまして。
かなり貴重な歴史の証人なのに、非常に残念な事になってるなぁ…と。
そら欠損してるんですから保護カバーを被されても残っているわけで…。
せっかくの駅名標ですが、これだけは惜しいなぁと感じました( - ω - )
それでは~