「ヒゲ文字」探訪記8 花園町と岸里

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ヒゲ文字を訪ねる旅。第8回は趣向を変えて「おそらく今後もしばらく姿を消さないであろうヒゲ文字」をご紹介します。
 
今回の物件は四つ橋線大国町から1つ進んだ花園町駅ともう1つ先、岸里駅に存在します。
 

花園町駅構内

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まずは花園町駅のヒゲ文字サインからご紹介いたします。
 
「ヒゲ文字残存箇所」のセオリーともいえる商業ビル管理の連絡通路はない同駅ですが、立派なヒゲ文字が残っているんです。
 
 
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問題のヒゲ文字は改札から出る必要もなく、西梅田方面行きホームの先から見ることができます。
 
ホームの先、黄色い線が途切れたあたりから住之江公園行きホームのデッドスペースを見ると…
 
 
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柱の間からヒゲ文字がお出迎え。
 
 
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「花」の「ヒ」の2画目の“はね”が力強く、また「町」も今のフォントには出せないいい味を出しています。
 
同じ縦型駅名標ですが野田阪神の例と異なり、この駅名標が残っている箇所自体がそもそも使われていないため、ナンバリングも整備されていません。
 
 
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駅名標の近くに同様に残る「非常口」サイン。ヒゲっぽくはないですが、文字の縦横比がヒゲ文字と類似しています。
 
もしかして…!と思わせる一品です。
 

岸里駅構内

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岸里駅に残っているものも同様、ホームのデッドスペースに残っています。
 
ただこちらは少し癖がありまして…
 
 
 
 
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そうなんです。柵が設置されていてまともに撮れないんです。
 
柱の間隔も狭いので花園町のように「向かい側のホームから一枚!」というのも難しいです。
 
 
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一番平和的な解決方法が「電車から撮影する」方法になりますが、こちらもぶれてしまいなかなか難しいところです。
(少なくとも停車中の電車からは撮影できません)
 
立派なヒゲに特徴的な稲妻のように見える左右の矢印等、完璧なヒゲ文字です。資料としてこれからも生き残ってほしいところ…!
 
 
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向かい合うようにして西梅田行きホームにもヒゲ文字駅名標が残っています。
 
こちらは立ち入り禁止の柵が住之江公園行きホームよりも手前にあり、撮影はかなり困難です。電車の中から撮影するのがよろしいかと思います。
 

 
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以上、四つ橋線の2駅に残る貴重な「駅名標」の生き残りをご紹介いたしました。
 
いずれも撮影は非常に難しいためおすすめはできません。見物程度に見に行かれるがいいかと思います。
 
花園町は西梅田方のホーム端、岸里住之江公園方のホーム端です。お間違いないようにご注意を。
 
 
それでは~。
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