JR西日本 今年中に四か国語放送導入へ

少し前にちょっとだけ話題になったニュースですが、その続報にかなり気になることが書かれていたので、いまさらですが取り上げてみました。
 

関空へ行くつもりが和歌山へ 乗り間違え旅行客を 80歳「カムカム」と駅で案内   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151112-00000101-san-soci

大阪市内から関西国際空港行きの電車に乗ったつもりが、和歌山方面へ行ってしまう外国人旅行客が相次いでいる。JR西日本の「関空快速」と連結している「紀州路快速」が途中の日根野駅大阪府泉佐野市)で切り離され、和歌山に向かうことを知らずに乗ってしまうためだ。
 
>10月19日、JR西本社にまとめたデータを持参し対策を講じるよう要望。今も旅行客が多い土曜日を中心に週に2日ほどホームに立って案内を続けている。
 


このようなニュースが新聞や、Yahooそのほかのネットニュースなどに掲示され、一時波紋を呼びました。
 
 
いや、そもそもは「知らなかった」も何も、駅や車内の自動放送を聞かない方が確実に悪いと思うんですけどね…。
 
 
駅の予告放送で最低一回(こちらは列車間隔によっては流れませんが…)と、車内でも天王寺出発後と日根野到着前の2回も日英両方で「前後で行き先が違う」旨を案内しているにもかかわらず。
 
車内表示であれだけ警告しているにもかかわらず。
 
苦情が出るくらいに英語でも長い案内をしているにもかかわらず。
 
日根野では切り離し後、これも日英両方で「関西空港へは参りません」と放送しているにもかかわらず。
 
これだけの対策をしても紀州路快速に乗り続けて間違える人がいる…ってこれ、JR西日本の過失は一切ないじゃないですか(;´・ω・)
 
百歩譲って、駅自動放送は環状・阪和線システムともに行き先の言い方が間違ってたりあいまいだったりするので仕方ないかもしれませんが…。
(※環状線では、英語では 「関空紀州路快速関西空港行きです。なおこの列車は和歌山へもまいります」 と放送。阪和線では「and」を入れ忘れる致命的なミスで 「和歌山県 関西空港行き」(!?) と放送)
 
 
そこでJR西日本が用意した対策というのがこちら。
 

関空」行きのはずが「和歌山」…80歳案内ボランティア、JR動かした!? 4カ国語カードや車内放送、全駅にポスター   http://www.sankei.com/west/news/151120/wst1511200035-n1.html (産経新聞より)

大阪市内からJRの「関空快速」に乗って関西国際空港に行くつもりが、和歌山方面に行ってしまう外国人観光客が相次いでいる問題で、JR西日本が対策に乗り出した。
 
>「紀州路快速」が途中で切り離されることを知らずに乗っているのが原因なことから、車掌が4カ国語で書かれた案内カードを「紀州路快速」内で配布。
 
>案内カードでは「ご乗車の車両は関西空港へは参りません」と日本語、英語、中国語、韓国語で説明。分かりやすいようにイラストも添えられている。
 
 
なるほど…放送でダメなら直接言ってみようと。そこまでしないと伝わらないんですかね…十中八九は客の不注意が原因なのに(´・ω・`)
 
で、重要なのはここから。
 
 
>また、24日にも4カ国語の車内放送を導入する予定という。
 
>車内放送は、アジアからの訪日客が増えているにも関わらず、これまでは日本語と英語だけだったが中国語と韓国語を増やす予定。
 
中国語と韓国語を増やす予定。
 
中国語と韓国語を増やす予定。
 
 
でたー…。さらっととんでもないこと言っちゃうやつ…。
 
…ただでさえ長い、天王寺発車後のあの車内放送がさらに長くなるとは…。JR東日本の例のように、ラッシュ時だけでも自動放送を少なくする(二か国語放送に限定する)など、なにか対策をしないとまた苦情が来そうですが…(汗)
 
 
そして極め付けがこれ。
 
 
>さらに来月には大阪駅など5駅のホームで中国語や韓国語の放送を導入する予定という。
 
 
(゚ Д ゚ )
 
 
現状のままでは、日中の時間帯でも、関空紀州路快速の入線前の予告放送が流れきる確率は0に等しいです。 確 実 に 最 後 ま で 流 れ ま せ ん。 
 
そんな状況で4か国語放送にしてしまったら、肝心の対策が誰にも気づかれずに終わるのは確実。まったく効果的とは思えないのですが…。
 
 
さすがにただいま受験の真っただ中ですので更新はしませんが、いい結果であれ悪い結果であれ、受験が終わり次第すぐに取り上げたいと思います。
 
それでは~
 
 
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