早朝だけに見られる、数本しか存在しない列車の表示を集めてきました。
大和路線 奈良経由京都行き
こちらも、電光掲示板に準じた表示となっています。
英語表示はこちらです。
「奈良」「京都」という二大観光地を結ぶ列車ながら、行き先表示は「Kyoto」のみ。
うーん…ちょっと不親切な気も。
せっかく自由度も高いわけですし、この液晶ディスプレイにいれる文字だけを書き換えるとか、できなかったんでしょうか…。
ちなみに「奈良から快速」の場合がこちらです。
貼る必要もない気がしますが…英語表示です。
なお、あえて避けて撮影したため入っておりませんが、この「ご案内」は先着案内と交互表示になっていました。
先着案内では、この時間帯に後続の快速の退避を行うことはないため、「久宝寺、王寺にはこの電車が先に着きます」と表示されます。
王寺から木津まで退避設備を持つ駅がないため、「奈良には」ではないんですよね…(笑)
B快速 新大阪行き
こちらは早朝に1本だけ存在する、和歌山発の新大阪行きです。
ご存知の方も多いと思いますが、ここで各運行管理システム別の表示をご覧いただきましょう。
こちらの種別は、当然阪和線のほうではきっちり「B快速」という表示と放送を与えられています。
阪和線でも現在わずか3本しか存在せず、しかも存在意義が不明瞭のため、絶滅の危機に瀕している列車の1本です。
しかし新大阪直通分が1本、しかも経由するだけでしか存在しない環状線の方はというと…?
ご覧の通り、放送も表示も「快速」で、「B快速」なんてどこにも表示しないんです。
しかも不思議なことに、環状線の運行管理システムはB快速に対応しているのにこのままという、不思議な列車です。
ご説明が長くなってしまいましたが、こちらの列車のディスプレイでの表示はというと…?
こちらもまた、「快速」なんですね。
(同時刻の環状線外回りの表示 →)
この列車は厄介なことに、大阪環状線外回り電車でありながら大阪へは行かないため、
「特急はるか・くろしお 新大阪・京都方面」と書かれたディスプレイでないと表示されないんです。
まさかそうとは知らず改札をくぐってしまったため、蛍光灯交じりのこの画像しかないです…ご了承ください。
英語表示はこちらです。
「ご案内」に「大阪にはまいりません」と表示するかと思いきや、環状線のシステムがそもそも対応していないため、表示できないようです。
関空/紀州路快速 関西空港/和歌山方面海南行き
また、車内放送も海南行きには対応していません。
ホームの表示はこの通り。
通常の「関西空港・和歌山」から「和歌山」を消して「海南」を入れただけのため、文字幅がずいぶんと異なっています。
この列車の表示がどうなっているかというと…
前の記事をご覧になった皆様ならご存知かと思いますが。
_人人人人人人人_
>ビットマップ出力<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
“データ未入力”と…。
打ち込まれたデータからそのまま出力しているわけではなく、すべてイメージ画像があるということなんですね…。
英語表示も見事にカクカクしてます( ・ω・)
このドット配置は…やはり阪和線のシステムの表示ですね…(笑)
これも単なる不具合なのか、忘れられていたのか、用意する気がなかったのか…。
ここまで完璧な表示ですべて来ていたため、まさかのビットマップ出力に少々驚いてしまいました(笑)
このあと少々用事があったため、湯浅行きの撮影はしておりません。
おそらく湯浅行きは用意されているだろうとは思いますが、こうなってしまうともう予想できませんね…(汗)
直通快速 大阪(方面)行き
最後に、平日朝にのみ存在する直通快速・外回り方面行きを撮影しました。
時間の都合で、下段に表示されている段階でしか撮影できておりません…ご了承ください。
英語表示は「D.Rapid」です。
以上、天王寺駅で早朝にのみ見ることのできる列車の表示でした。
これで見つかった不具合や、改善すべきであろう点は3つ。
せっかくすばらしいものをお持ちなんですから、最後まで突き詰めてこだわってほしいですね(*´∀`*)
それでは~