南大阪線 快速急行「さくら号」

春といえば「一目千本」で有名な吉野山の桜!
関西にお住まいの方であれば、一度はお聞きになったことがあるでしょう。

世界遺産にも登録されている「吉野山」、そこに通じる唯一の鉄路こそが、かの有名な近鉄吉野線でございます。

JRが吉野口までしか行けないところ、痒い所に手が届くの精神で吉野山の中の中までもぐりこんでいけるというから超便利( ・ω・)b

その利点が幸いし花見のシーズンには通勤ラッシュを優に超える花見客ラッシュが発生しますので、これに対応するため南大阪線吉野線ではこの時期に限り臨時列車を運転しています。

それがこちら、人呼んで「さくら号」でございます。


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南大阪線には定期列車で「快速急行」という種別自体が存在しませんが、桜が見ごろを迎える4月上旬には平日に上下1本、最も満開に近い週末には8往復運転される日もあります。

停車駅は特急停車駅に古市を加えただけ。
3年ほど前のダイヤ改正からラッシュ時の特急も古市に停まるようになったため、停車駅だけ見れば「特急の車両設備ダウングレード版」に近いです。


ただし臨時列車ゆえ、ダイヤは無理くり引かれた感が満載(;´・ω・)

たとえば急行が吉野ー大阪阿部野橋間で一度も特急を退避しないのに対し、この快速急行橿原神宮前で上下とも退避を行う上、橿原神宮前ではダイヤ調整のため10分ほど長時間停車を行います。
ただしこの橿原神宮前での特急待避は、特に大阪阿部野橋行きでは近鉄特急が全席指定ということを知らない旅客の救済措置とも言われています。


先週末にこの快速急行を「録り」にいったついで撮ってきましたので、写真の方を数枚貼っておきます( ・ω・)


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8時30分発、2本目の快速急行「さくら号」です。

「さくら号」の副標は駅入線後に取り付けがなされます。


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一度撮ってみたかった撮影の仕方をば。
9時ちょうど発、3本目の快速急行です。

ただいま準備中......


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特急「ちょっと失礼するやで( ・ω・)b」
※2両で到着済みの特急につなぐ増結編成側です。


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「さくら号」取り付け中の様子をホームの端から。

急行の知名度が高すぎるばかりあちらは満員寸前まで込み合いますが、こちらは時間帯によっては大阪阿部野橋発車の時点で空席のある電車もありますので来年の参考にどうぞ(*´ω`*)


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ところ変わって橿原神宮前から。

この駅より吉野方が「吉野線」になりますが、吉野線内は両数が4両までと決まっている為、この駅で増解結を行う列車も設定されています。

写真は花見客ラッシュも収まったお昼前、日常に戻りつつある2両特急から。


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「さくら号」はというと…待避線側に停車し特急の発車待ちをしておりました。

この先の停車駅は全く同じですが階級の面では快速急行が一手劣りますので、これもいちおう緩急接続の部類になるのでしょうか。


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変わって折り返し、上り一本目の快速急行がこちら。

こちらは往路と打って変わり、なかなかの混雑具合でございました…。


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それでは最後に、快速急行と関係の無い画像でお茶を濁してから終わりましょう(*´ω`*)

この時期は南大阪線系統の車両運用が大きく入れ替わり、「さくらライナー」がフル稼働状態になります。


そこで見れるのがさくらライナーの並び!

……普段滅多に撮影はしないので存じ上げませんが、おそらくこの臨時ダイヤのみで見れる光景かと。


以上、快速急行でございました。

めちゃくちゃ短くて申し訳ないですが、いちおう大阪阿部野橋駅新放送で録音した「快速急行」の音声もございます。

「開設入れてみたシリーズ」ではおなじみの大阪阿部野橋駅8:50発 吉野行き急行(あべの橋で前4両切り離し)を録り直しいれる予定が、この日に限り運用変更で6両編成に変わっており、さらに切り離しも古市で行われたため録ることがかないませんでした…しょっく(´・ω・`)

2分程度の短い動画ですが、お聞きいただければ嬉しいな…(*´∀`*)


それでは~


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