大阪の陸の玄関口、新大阪駅。
多くの出会いや別れ、新たな旅立ちを支えてきたこの駅で。
度々問題とされてきたものがありました。
発車標があまりにも少ないーーと。
のりばこそ固定されてはいるものの、知りたいのは発車時刻や種別、行き先です。
特に新大阪駅のホームは椅子などの設備が絶望的に少なく、少し買い物をする時間はあるのか、一休みしてから行った方が良いのか、などをホームに降りて確認する必要がありました。
そ こ で !
(^ω^)
満を持して、液晶型の発車案内が整備されました!
新大阪駅が関西の顔として開業しておよそ50年、ようやく重要な問題点がまた一つ改善です。
これらの表示ですが、実は天王寺駅でも同じようなものが今年の2月中旬に導入されていまして、今回は2例目。
天王寺駅との差などもご紹介しつつ、進めていきたいと思います。
北陸方面、阪和線方面の特急
まずは最も北側に位置する11番・12番のりばの物から見ていきましょう。
こちらは11番のりばと12番のりばで発着する電車が大きく異なるため、のりば別に表示が分けられています。
阪和線方面の物がこちらです。
英語表示はこちら。
表示される言語は日本語、英語の2か国語のみで、およそ10:5秒ぐらいの間隔で切り替わります。
「停車駅」や「ご案内」といった文章では、従来の電光掲示板と同じ情報を使用しているため、残念ながら英語では流れません。
白浜行きの場合がこちら。
白浜行きでは電光掲示板が「和歌山方面」を出さないため、こちらでも表示されません。
あいにく英語表示は録り損ねてしまい、こちらしかご用意できません…申し訳ないです。
うーむ…融通が利かないといいますか…。
ライナー列車的な存在の2列車が分かれて表示されている現状、なんとかならないものですかね…。
続いてこちらは12番のりば、北陸方面の特急や、東海方面「ひだ」号が主な発着…なのですが。
ご覧ください、真っ赤っかです。
数字との間隔も狭く、一目で号数が分からないのも改良点に挙げられるべきな気がします。
あと、ちゃっかり平日限定の「びわこエクスプレス」が出ている点も注目です( ・ω・)
英語表示がこちら。
「ThunderBird」はこれが(列車名として)正しい綴りというのは確かなのですが。
「SuperHakuto」
「BiwakoExpress」
この辺りは…いかに。単語別にスペースを開けた方が良いのでは…?
車内販売の案内
ご案内の部分には通常、自由席や指定席といった号車案内がスクロールしているのですが、新大阪駅ではそれに加えて車内販売がない旨を表す案内が挿入されていました。
こういったスクロールは天王寺駅では最下段に出るようになっていましたが、このシステムではご案内の部分にまとめて出されるようです。
まずはこの形式のディスプレイで初めて表示された「新快速」から!
英語表示…で、特に「Kyoto」の文字は見られず。相変わらず型にはまった案内しかできないんですねぇ…。
たとえば上のあいてる部分に「全ての新快速が京都にまいります」と書くなど、もう少し手間を惜しまず柔軟に対応してほしいものです。
新快速の表示は(ご使用の環境により若干色が異なりますが)ほぼこの色です。
真っ青ではなく少し淀んだ青色で、表示は「S. Rapid」と略すことなく書かれています。
続いては快速列車から。
案内文がすべて枠内に収まる場合は、こちらも天王寺駅と同じくそのまま表示されます。
早朝の一部を除き高槻から各駅に停まるものばかりですので、きれいに収まっていました。
英語表示はこちら。
こちらも電光掲示板を少しカラフルにあしらったぐらいで、特段の違いはございません。
後編ではJR神戸線方面と、大阪方面の特急をご紹介いたします。
それでは~