【車内自動放送】大阪阿部野橋行き各駅停車

朝から晩まで、1日を通して設定されている大阪阿部野橋藤井寺間の各駅停車。南大阪線の近距離利用の足として毎時6本設定されています。

今回は上りの大阪阿部野橋行きを投稿いたしました。まずはご覧ください。




自動放送をかなり使いこなしてらっしゃる方で録音を行いましたので、きっとご満足いただける内容になっていると思います。

注目のポイントはこちら!


変則的な発車後の案内

藤井寺ー高鷲間は駅間が短いため、「まもなく」から始まる短区間バージョンのみが用意されています。

そして今回収録した藤井寺始発の各駅停車の場合は発車して最初に差し掛かるのがこの区間のため、列車の案内も同区間で流すことになるわけです…が。

こういった場合には瓢箪山発の各駅停車 (リンク)で見られるように「この電車は〇〇です。まもなく〜」と一連で流すのが普通です。しかしこの区間では列車の案内と次駅案内が別個に流れるようになっていて、両方流すには2回操作する必要があります。

おそらくですが、元となった車掌さん用の肉声放送マニュアルで規定されていた通りに分かれているものと考えられます。

これが原因で車掌さんによっては最初の列車案内が日本語のみになったり、2ヶ国語の収録が場合によっては難しくなりそうです。とはいえ列車案内自体は藤井寺停車中にも流れますから問題はないでしょう。


空いた時間にマナー啓発!

大阪阿部野橋駅へは非常に速度を落として入線しますので、ドアの向きを案内してから実際にドアが開くまでには想像以上に長い時間を要します。

そこでこの車掌さんは大阪阿部野橋到着案内の後、歩きスマホを抑止するためのマナー啓発を挟むことで、空いた時間を効果的に有効活用してらっしゃいます。

非常に実用的な使い方ですので広まって欲しいところです…(*´∀`*)

奈良線アクセントの「station number」

このタブレット端末の放送では「同じ内容なのに複数の異なるパーツが存在する」事例が多数確認されています。
「お待たせしました」が単独で流れる場合と列車案内で流れる場合で異なる点然り。

そのうちの1つが「station number」問題です。


南大阪線等、新規で導入された線区では「station」の「a」に強勢が掛かり、尻下がりになっているパーツが主に用いられています。

これはもともと奈良線を筆頭に先行導入されていた線区で使用されていたもので、対してその奈良線では「number」の「e」に強勢が置かれたパーツが新たに収録され、尻上がりになるよう修正がなされました。

奈良線:ステイ↑ションナン↓バー↑
旧放送:ステイション↓ナンバー↑


しかし発音に合わせてカスタマイズされているのか、一部駅では奈良線と同じパーツを使う例が見られ、今回の区間では高鷲駅のみ奈良線と同じパーツが用いられています。

同様の事例(奈良線の旧パーツをあえて持ってきた路線)が大阪には南大阪線しか存在しないため、確認の進まない点がもどかしいところで…。



以上、大阪阿部野橋行き各駅停車の車内放送でした。

物珍しいものは少ないですが、個人的にかなり愛着がある設定だけにすごく推したいものの1つです。

特に他府県の方は大阪まで来てわざわざ南大阪線に…というのは難しいでしょうから、ぜひ動画でだけでも楽しんでくださいませ…(*´∀`*)


それではー!


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