大阪阿部野橋で切り離しを行う急行については、かねてからご紹介してきましたので皆様ご存知でしょう。
休日08:50発の吉野行き急行は、大阪阿部野橋で4両を切り離します。
これが唯一、大阪阿部野橋で切り離しを行う一般種別だと勝手に思い込んでいたのですが、今回新しく切り離しを行う電車を見つけましたので、ご紹介いたします。
切り離しを行う電車は平日ダイヤで、2番線から08:17に発車する回送電車、および08:29発の藤井寺行き各駅停車です。
これだけ切り離しが市民権を得ている南大阪線においても、各駅停車の切り離しは非常に少数派です。
知っている限りでは、大阪阿部野橋発の下り始発電車を除いては一切切り離しが存在しませんでした。
ましてや20年以上もお世話になっている藤井寺行き各駅停車に切り離しがあると知り、個人的にかなり驚いた案件でした。
本当、この路線に固定概念は通用しないなあと心の底から思います…()
駅自動放送ご紹介
駅自動放送も収録してみました。
「電車は7両でまいりますが、前3両は切り離します。後ろの4両にご乗車ください」
「ただいま前の3両は切り離します。前の3両は回送電車です」
さすが近鉄というべきでしょうか、しっかり切り離しの案内が流されていました。
少し気になるのが「4両編成でまいります」と言った数秒後に「7両でまいりますが」と自ら否定するところでしょうか。
先にご紹介した急行では、何両で入るかを言わずに切り離しの案内のみを流していたはずです。
果たしてこちらの各駅停車と案内に違いが生まれてしまったのはなぜでしょうか。また謎が増えた気がします。
もう一つ、個人的に推したいところは到着放送での切り離し案内です。
「ただいま前の3両は切り離します。前の3両は回送電車です」
この“ただいま”という言い方、とても心にグッと来るものがありませんか。
「これから切り離すぞ」という意気込み(?)がひしひしと伝わってきます。
「これから切り離すぞ」という意気込み(?)がひしひしと伝わってきます。
同じように到着放送で切り離しを案内する事例として、南大阪線内では古市駅の「この電車はこの駅で後ろ3両を切り離します。前5両にご乗車ください」というものがありますが、これよりも今まさに別れようとしている印象が強く、とても好きです。
ぜひ他の駅にも広まらないものでしょうか…(*´ω`*)
この電車は2番線に入ります。1,2番線には乗車位置は6両までしか用意されていませんが、ホーム自体は7両分用意されています。
ぜひホームいっぱいに止まる様子と合わせて、見に行かれてはいかがでしょうか。
それではー!