まずは「宮津行き」についてご説明いたします。
ただし例外となる電車があります。それが「宮津行き急行」です。
朝ラッシュの終わりには車庫への返却を兼ねた電車を設定する必要がありますが、これらの回送を設定するとちょうど同志社大学の授業開始時刻、9時のちょっと前に興戸駅に差し掛かるため、便宜を図るため二本だけ「宮津行き急行」が設定されています。
そしてその急行の前後に設定されているのが「宮津行き各駅停車」です。
これよりも録音が難しい「新田辺行き急行」も存在しますが、そちらは置いておきまして。
朝にしか設定されていない点、また宮津行き各駅停車に関しては平日にしか走らない点から、録音が難しい両列車。
今回は二つまとめて投稿いたしました。是非ご覧ください。
宮津行き急行
宮津行き急行は折り返し時間が短かったため、始発案内は収録できておりません。
京都駅と奈良駅では、満足な折り返し時間がないにもかかわらず乗務員を来た電車で帰らせるため、時間不足で始発案内を挟めない事がしょっちゅうです。
何とかこの辺りは改善をして欲しいところではあります。
停車駅は「新田辺から先の各駅」
ですから駅放送は「興戸」を強調するため「…大久保、新田辺、興戸、三山木に停まります」と流すようになっていますが、車内放送ではその意図が汲み取られなかったのか、「新田辺から先の各駅」でまとめられています。
駅放送で聞いただろうから良いだろうという形でしょうか。
宮津行き各駅停車
同志社大の休講日に収録しましたので、雑音も少なくいい具合に録れているかと思います。
また携帯電話に関する啓発も入っているなど、なかなか詳しい案内になっています。
新田辺到着時の急行の放送について
具体的には行き先と停車駅(各駅に停まる旨)の放送なのですが、これに少し押さえておかなければならない語句が存在します。
この時に流れる放送では「宮津行きです」と行き先こそ流れるものの、種別が消えているのです。
京都線での省略はかなりの異例です。
京都線では通常種別の省略は行いませんが、ここでは大阪輸送管轄で一括製作しているのか、停車駅に続きここでも仕様が異なるようです。
宮津行き急行と宮津行き各駅停車を比較して
そう、みなさまご推測の通り開扉方向の案内です。
それが全路線への拡大を控えた4月、大きく変わります。逐一案内が終わったのを見計らって流すという操作の煩わしさを解消するため、ホームが固定されている駅では「まもなく」の放送にあらかじめ組み込まれるようになりました。
もともとない状態に新しく追加したものですから、編集漏れがいくつか存在します。
同様の編集ミスは他駅でもみられます。例えば西ノ京駅では日中に特別停車する急行に限り、西ノ京到着時の放送で同じように案内の欠けがあります。また竹田でも、かつて京都行きの電車に限り開扉案内が欠けていました。
以上、宮津行き急行と各駅停車の放送についてご紹介いたしました。
しかし案内として過不足はありませんから十分でしょう。強いて言えば開扉方向さえ追加してくれれば…!
それでは〜!