323系が活躍の幅を広げていくにつれ、大阪駅では
・区間快速
・快速
・普通
全列車が△印から発車することも珍しくなくなり、来た電車に乗る・乗らないで整列乗車が崩れることが頻繁にありました。
これから201系もその役目を終えようとしている中、さすがに全列車の旅客が一列に並ぶのはダメだろうと見かねたJR西日本がようやく重い腰を上げ、新しい乗車目標に生まれ変わりましたので、その様子をお伝えします。
内回り
今までのは何だったんですかと聞きたくなるくらいすばらしいクオリティの乗車位置に生まれ変わっていました。
緑のラインは大和路線直通の快速
青のラインは関空快速の乗車位置にそれぞれなっています。
乗車位置はこれまで「到着したらドアの両側に分かれる」ことを念頭に、ドアの真ん中に来るよう配置されていましたが、新しい乗車目標ではどちらかドアの片側に並ぶようになっています。
快速の乗車位置は「2列」、普通の乗車位置は「4列」になっていました。並ぶ列が異なるのはスペースの都合でしょう。
今日時点ではまだすべての乗車位置が更新されたわけではなかったため、
・自動放送は「3列に並べ」と流す
・足元表示は2列、3列、4列と場所によって列数が変わる
という移行中ならではの新旧が入り混じった案内になっていました。
外回り
外回りは全て4列で並ぶように指示していますが、内回りと異なり降車エリアを境に左右に2列ずつ並ぶ形式となっています。
すべての箇所でそうなのかと思いきや、柱の位置と動線などを考慮して片側に寄せられている箇所もありました。
まだ更新されているのは西九条寄り2両分のみで、内回りの○△3~8、外回りの○△1~6は従来の乗車位置が残っています。
残っている乗車位置の中には擦り切れて読めない状態のものもありました。このあたりは更新対象になってくるでしょうから、今後の動向を見守りたいと思います。