JR難波駅の発車標といえば?
開業当初より使用されている、非常に分厚く、枠が付いた旧型の発車標が設置されていました。
発車標の下に立てば聞けるのは、通気口から漏れる「ヴヴヴヴヴヴヴヴン」とうなる音。
そんな発車標がついに更新されたようです。
筐体は一番新しいモデルが採用されました。非常にスマートな印象で、これからなにわ筋線の1駅目となるにふさわしい姿です。
*1例目は京都駅東口改札(後述)。大阪駅の「種別のみフルカラー」はカウントせず。
従来の発車標と比べてみましょう。
上の二枚はどちらも緑色とオレンジ色しか表示していませんが、JR難波駅に新設された発車標の方がよりオレンジは赤く見え、緑色は白みを帯びて見えるはずです。
特に違和感を感じるのが緑色。写真写りが悪くて余計に白みを帯びているところもあるとはいえ、実際にこれくらいの色味で表示されています。かなり白いです。
従来の3色LEDは緑と赤のLEDのみで構成されていますが、
フルカラーの発車標は青・赤・緑(光の三原色)の混合で色を作っているため、色合いが異なるのです。
…という原理は理解できても、あまりに緑が白っぽくて違和感の塊ですよね。慣れるまで時間がかかりそうです。
本日の時点でホームも改札階もすべての発車標が更新されていました。
接近表示やスクロール表示等は変更ありません。また放送も簡単に確認した限りでは、特に変更はありませんでした。単に発車標が更新されただけのようです。
単純に3色LEDからフルカラーLEDを用いた基盤に更新しただけで、フルカラー表示をさせる気がないとなれば残念ですが、可能であれば京都駅地下東口改札のこれのようにフルカラー表示をしてあげてほしいところです。
今後はなにわ筋線の開業という大きな変化が控えていますので、たとえすぐに変わらなくてもいつかかわることを期待したいですね。