環状線から◯印が消える時。

世の中にあるものには寿命があります。延命をしたってその場を繕っているだけで、結局いつかくる終わりを避けることはできません。それは電車でも同じ話なわけで。


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201系、引退。

323系全編成の投入が完了すると同時に環状線から201系が引退します。併せて降車ラインの整備、乗車位置を快速と普通で分ける、ホームドア整備の着工などが行われます。


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乗車位置関連は、大阪駅で試験的に導入されたこの乗車位置が本採用されるということでしょう。

大和路快速関空紀州路快速で並び列が分けられている点は非常に優秀と言えます。


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ここからの数年で大阪環状線は大きく変わることになるでしょうが、放送・表示ファンとして特筆しておきたいのが「◯印が役目を終える」ということです。

JR西日本の乗車位置は基本的にドア数で記号が分けられており、
4ドアは◯印
3ドアは△印
2ドアは↑印(矢印)
となっています。

唯一の4ドア車である201系が消えることで、◯印はお役御免となり、環状線から姿を消します。

……これだけだと大きな変化とは言えませんが、今回のプレスリリースに貼付されているPDFファイルを注意深くみると、どうも記号による区別も無くなりそうなのです。


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(プレスリリースより引用)

はたしてイメージ画像だから省略されているのか、それとも本当に記号で分けるのをやめるのか、

「足元緑色、“大和路快速”と表示した乗車位置案内で2列に並んでお待ちください」
関西空港行きは、足元青色“関空快速”と表示した乗車位置で、和歌山行きは足元オレンジ色“紀州路快速”と表示した乗車位置案内で2列に並んでお待ちください」
などと流そうものなら狂喜乱舞してしまいそうです。6月8日を楽しみに待ちたいと思います。

最後に。201系、永い間お疲れ様でした。

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