増税に伴って鉄道運賃が改定となり、多くの鉄道会社で運賃表の交換が行われました。
我らが近鉄でも同様に運賃表の更新が行われたのですが、思わぬデザイン変更が行われておりましたのでご紹介します。
まずは旧来の運賃表から。
すべての路線を青字で示す伝統を継承したデザインでした。これが…
なんとこんなにカラフルに。各路線のラインカラーが取り入れられ、単調なデザインだったのが嘘のようです。
駅ナンバリングが掲示されるようになった点も大きな変化と言えます。
これまで「赤文字:こども運賃」と野暮ったいデザインでかかれていた小児運賃の案内も、図表を用いた一目でわかる「凡例」へと改められました。
またホームページの運賃計算ページへアクセスできるQRコードも掲示されるように。読み込んでみますと、
このようなページにつながるのですが、なんと読み込んだ駅が予め乗車駅としてセットされており、入力する手間が省けます。良心設計ですね。
ちなみにですが、名古屋線周りの元自社路線との案内も従来通り残っています。
あべの橋の場合
大阪阿部野橋駅ではこれまで、名古屋や京都へ行く客は鶴橋から乗るだろうという考えから、限定した範囲の運賃しか記載してきませんでした。
新しい運賃表はこちら。運賃が書かれている範囲は同じですが、他駅同様にわかりやすいデザインに改められています。
特急券の案内も図やイラストを多用したわかりやすいデザインに変わっていて高評価です。
個人的に注目したいのがここ。奈良線が掲示されていた矢田駅の例では凡例のラインカラーが赤色となっていましたが、
大阪阿部野橋駅では奈良線が案内されていないことから、南大阪線のラインカラーが凡例に用いられています。こういった細かい芸も素晴らしいです。
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思わぬデザイン一新に驚きましたが、非常に良い方向への変更で興味を惹かれ、あべの橋で立ちながら更新してしまいました。
これはぜひ、撤去した暁にはどの駅のものでもいいので家に1枚欲しいですね…(*´∀`*)