JR阪和線・きのくに線・和歌山線・紀勢線 和歌山駅の放送について記しておきます。
基礎情報
SUNTRAS型放送が導入されています。
すべてののりばで英語放送がフルで使用されており、接近予告・停車中放送のほか接近放送でも英語案内が流れます。
どうやら和歌山支社管内の駅では英語放送をフル設定するのが通例のようです。日根野以南の他駅でも積極的に英語放送が使用されています。
各待合室内にスピーカーがありますので密着録音も容易です。
接近予告放送は入線の6分前から(特急は15分前から)3分間隔が基本です。直通快速などでは一部流れない列車が存在しますのでご注意を。
駅員さんの放送は他のターミナル駅と比較してかなり控えめです。待合室内の密着スポットと合わせて考えても録音に適していると言えます。
ただし。
和歌山駅では快速列車の停車駅案内が流さないように設定されています。
阪和線快速、直通快速、紀州路快速、きのくに線の快速、和歌山線の快速
いずれも確認しましたが停車駅案内は流れておりませんでした。
かつての京都駅を思い出させる特殊(かつ残念)な設定です。
隠れた増解結の宝庫
次の電車は和歌山で連結を行います。
07:14 快速・天王寺行き*
07:29 直通快速・大阪方面行き
07:41 普通・王寺行き
07:42 快速・天王寺行き*
08:11 快速・天王寺行き*
*きのくに線から直通する「快速」大阪方面行きは全列車、当駅で増結を行います。
次の列車は和歌山駅で切り離し作業を行います。
08:34 紀州路快速・京橋行き(紀三井寺方の4両を切り離し。切り離された車両は08:51発の紀州路快速にかわります)
平日ダイヤの時刻・列車で記載しています。休日ダイヤでも上記の通り増解結が行われているかは確認していませんのでご注意を。
連結については朝に固まっていること、そして日根野とかいう化物急の増解結回数を誇る駅があるせいで霞んで見えますが、時間あたりの増結回数ではかなり上位に入る多さです。
駅員さんのアナウンスも控えめなのでかなり狙うにはアリな駅と言えます。
BGMについて
和歌山駅では自動放送と同じスピーカーからBGMが流れています。BGMは朝7時ジャストから流れ始め、10分ごとに曲が変わります。
自動放送が流れているときには黙っていてくれるので大した問題にはなりませんが、もちろん別ののりば用のスピーカーからは流れ続けますので多少は音を拾います。神経質な方は和歌山駅で録音するのは避けましょう。
余談:ちょっとしたハプニング
朝のきのくに線は大阪方面から直通する変な行き先で溢れています。
(↑見切れている海南行き)
07:40発の列車は海南行き、続く51分発は湯浅行きでいずれも1日数本のみの設定です。特に海南行きは1日1本のみの設定ですので、何があっても絶対に録り逃したくない列車です。
これらを録ろうと4番のりばで待っていますと次のような表示が。
親に向かってなんだその矢印だけのミステリートレインは。
SUNTRAS型放送を一度でも録音されたことがある方ならわかっていただけると思いますが、先発列車がいる場合はその列車が発車するまで次発の予告放送は流れません。
こんな訳がわからないミステリートレインでも「先発列車がいる」となっている以上、ふつうは接近予告放送は流れないのです。
ところが。
普通に流れました。
3時間後
まだ居ました。そして予告放送も問題なく流れています。
このあと17時ごろに確認するといつの間にか綺麗さっぱり消えていました。この矢印だけのミステリートレインはいったいなんだったのでしょう。