JR西日本は1月21日、大幅な英語表示の追加・更新を行いました。
その一つがこちら。これまで接近表示は日本語でしか表示されませんでしたが、英語でも"Train Approaching" (電車 接近)と表示されるようになりました。
英語接近表示の更新はJR神戸・京都・琵琶湖線、JR宝塚・東西・学研都市線と阪和線で実施されています。
もう一つ大きく変わったのが主要駅における発車標の行き先表示です。すでに京都駅で実施されていた主要行き先の英語表示を詳細にする取り組みがほかの駅にも広がりました。
まず旧来の表示から見てみましょう。こんな感じです。
日常的に利用するのであれば"Himeji", "Aboshi"で通じるでしょう。
しかし英語表示を必要とする利用者は大半が若葉マークの利用者ですから、もっと具体的にその列車がどの方面へ行くのかを提示してあげたほうが分かりやすいのは当然です。
そういった配慮がなされた新表示がこちらです。
「福知山」行きではなく「宝塚・福知山」行きと表示されています。
このように経路にある特に主要な駅が併記されるようになりました。
ちなみに日本語表示は変更されていません。
ほかの乗り場、方面でもしっかり英語表示が追加されています。
まとめると、
・神戸方面へ向かう場合は「神戸」か「姫路」が、
・宝塚以遠へ行く電車では「宝塚」が
表示されるようになり、またこれに合わせて自動放送の行き先案内も変更されています。
ただし西明石行きや須磨行きなど、方面の案内が用意されていない行き先もあります。
現在までに確認できている英語表示が変更された行き先はこの通りです。
コンコースに設置されている電光掲示板でもしっかり変更が反映されていました。
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SUNTRASと俗に呼ばれる運行管理システムとそれに連動した旅客案内システムが導入されてから10年余り。
増え続ける訪日観光客への対応から、ようやく外国語の案内面でテコ入れが始まったようです。次はどんな変化が起きるのでしょう。