85年の歴史に幕を 15日 梅田貨物駅廃止

大阪の鉄道というと、華やかな阪急、甲子園でも有名な阪神や、地下から支える市営地下鉄、アーバンネットワークで広くカバーするJRなど、独自の進化をしてきたいろいろな鉄道があるが、大阪を陰から支えていたターミナル駅が、今年の3月31日で廃止される。
 
JRの「梅田駅」の歴史は明治7年にまでさかのぼる。
もともと、大阪駅では貨物、旅客の両方を取り扱っており、車両基地としての機能も果たしていた。しかし、さすがに機能が飽和してしまい、明治7年12月01日に、「大阪駅貨物扱所」が誕生する。
これが梅田駅誕生の瞬間だが、「梅田駅」となったのは昭和3年12月01日に、「梅田駅」に改称されたときからである。
 
改称後もかわらず、大阪の貨物の大ターミナル駅として、梅田の一等地に君臨し続けたが、今年の3月16日限りで荷扱いを休止し、3月31日限りで138年もの長い歴史に幕を閉じる。
 
その後は改修工事の終わった新たなターミナル駅吹田貨物ターミナル駅」と、おおさか東線などの開業で利便性のよくなった百済駅」に機能を分割する。
 
 
なお、跡地は国鉄の借金返済に当てられる予定。
今後は再開発や、新駅開業の用地として使われる。
 


今年の改正ではあまり注目されていませんが、大きなニュースなんですよね。
 
吹田はいいとして、百済と分けて耐えきれるのかが気になりますが…
 
旅客の需要は新大阪開通で増えるでしょうし、今度はおおさか東線が飽和しそうです。
138年間、お疲れ様でした。
 
 
Written by Yatatetsu ... All Rights Reserved