いい加減な表示、いい加減な放送
いきなりですが、さっそくちょっとしたクイズです。
はるか2号は何両編成で、自由席は4号車から何号車まででしょうか?
詳しくない方にもわかるように、選択肢をいくつか出しましょう。
けっして上の画像にとらわれないでください。(※重大なヒント)
はるか2号は[A:3両 B:6両 C:9両]編成で、
自由席は4号車から[A:1号車まで B:6号車まで C:9号車まで]で運転する。
答えは…
はるか2号は[A:3両 B:6両 C:9両]編成で、
自由席は4号車から[A:1号車まで B:6号車まで C:9号車まで]で運転する。
が正解です。
そう、自由席の表示が思いっきり間違っています。
というか、故意にこの表示に設定されています。つまり「自由席4号車~9号車」という表示は存在しません。
正しい案内表示の存在しない列車がある時点ですこしどうかと思いますが…
自動放送は「4号車から 9号車です」としっかり案内しているのでまだましです。
はるか2号、はるか4号に関しては。
こちらも9両で運転する「はるか6号」です。
この列車は特殊で、以下のように振り分けられています。
はるか6号 |(参考)はるか2号、4号
自由席:4~6号車、8号車、9号車 |4~9号車
指定席:2号車、3号車、7号車 |2号車、3号車
グリーン:1号車 |1号車
つまり、はるか6号は他と違い7号車も指定席として運転します。
これが元凶で、実はこの列車、放送と表示はどちらも8号車と9号車の自由席案内が一切されません。
というのも、関西空港駅の放送は自由席の放送が一回しかできないのです。
つまり、「終わりから終端まで一貫して自由席」は放送できますが、間に障害(この場合7号車の指定席)が入ると放送できません。
たとえば、【自由席:4号車から6号車】だったら「自由席は 4号車から 6号車です」といった放送を行うのですが、【自由席:4号車から6号車、8号車、9号車】の場合は通常だと「自由席は 4号車から 6号車と 8号車 9号車です」といった放送にするべきですが、一回しか放送できないために↑の下線部が放送できないのです。
駅員による放送もなければ、何の補足もありません。
さすがに関西空港で、4号車から6号車の自由席が満席ということはありませんが、できれば放送くらい入れてほしいところ。
いったん改札を出るため改札前の電光掲示板へ。
直通快速…?そういえば今日は8月5日月曜日。平日でしたね。
ここからは和歌山へ向かいます。
…例の「無放送事件」まであと少し。
日根野駅に到着。
朝は車庫からの出庫列車の加減で、1番のりばから発車する列車が多いので要注意。
平日朝はシャトルが比較的多いですが、休日朝は2本しかありません。
2番線にきた快速列車の車両番号をふと見てみると、トップナンバーでした!
数ある223系の中でも、この編成が一番初めに生を受けたんですね~。
すこし貴重な列車に遭遇しました。
無放送/安全確認車掌事件
そして無放送事件の列車に乗車。
日根野を発車する際のことはよく覚えていませんが、なんとこの列車。
車掌がサボって一切
車内放送がありませんでした。
ありえないと思うでしょ?私だって最初は戸惑いましたよ。
和歌山到着時、動画も撮らせていただきました。
途中の和泉砂川で、特に駆け込んだわけでもない人をドアにはさみかけたところを見ると、安全確認さえろくに行っていなかったのでしょう。
車内検札の態度からして車掌とは思えません。
「もしかしたら車内放送設備が壊れてるんじゃないか」といろいろ考えましたが、それだったら車内検札で案内があるはずです。
案内もなしに、酒でも飲んでいるかのように足取りもしっかりせず、だらしない歩き方は車掌とはお世辞にも言えません。
ましてや安全確認なし。どうなってるんだ阪和線…w
和歌山で狙う、9両くろしおの放送
特急くろしおは通常6両編成ですが、夏休み期間中などに限り9両での運転が存在します。
一時期、どの列車が9両かを探す方法として「駅員に聞けばいい」「みどりの券売機で調べれば?」と意見も出していただき、最終的に列車の一覧も教えていただきましたが、結局は「行けばわかる」でしょうか。
駅員に聞くも何も書いてくれてるんだもん(笑)
おかげで簡単に9両の放送が録音できました。和歌山での用事終了…っと。
次回へ続きます。