遅延レポ(2013,09,16)(第三回)

晴れて試験的に運用が開始された阪和線の新型運行管理システム。
 
しかし、元をただせば旧システムに余計なプログラムを組み込んで、ちょっと誤差をなくしただけの代物なわけで、当然欠陥だらけなものなわけです。
 
新システムが描くものは、結局「理想像」だった…
 

阪和新システムの欠陥

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電光掲示板には、新システム運用後初の「1番のりばから発車する」快速が表示されています。
 
この新システム。
厄介なのは、環状線システムの情報をそのままそっくり持ってくるようで、ありもしない15番のりばのイメージ 2を表示することがあるんですよね…
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おいーーー…(´・ω・`)
阪和線新システム(試験)、台風による遅延に耐え切れずついにダウン。
 
結局、最終的には「調整」しちゃうわけね…
 
 
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ホームのものは調整中になってしまったものの、跨線橋のものはいつも通りに表示しています。
 
 
素通りしようとした瞬間、あの表示が!
 
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到着まで
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
阪和線新システム(試験)がおそらく初めて表示するであろう、「到着まで」の表示です!
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表示を拡大してみました!
 
 
…でもこの表示、何度か登場してますよね。
放出駅でもよくみれる、この表示です。(→これ
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大和路線ホームのものはすべて「調整中」です。
 
 
大和路線はこの後も5時間以上、復旧しませんでした…
 


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行ってやるぞよ堺市
 
 
これだけ遅延してるのなら、簡易放送が聞けてもおかしくない…という単純な発想でした。
 
ちなみに、阪和線の「簡易放送」というのは↓のようなもの。
通常、種別や行き先を言うところを言わず、とにかく「電車がまいります」でごり押しするというもの。
 
 
また、最後に「電車が到着します。ご注意ください」という放送の部分も、「電車がまいります。ご注意ください」に変わります。
 
これの男声verを録音しようと堺市へ!…いったのが大間違い。
 
とんでもない事態が起きてしまうのです。
 

大雨が過ぎ去るころに

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杉本町通過前に減速し始めたかと思えば、駅構内で完全に停車。
 
 
 
 
 
何かと思えば、まさかの「待避線の普通を先に通す」という芸当をやってのけます(笑)
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うわぁ…こりゃひでえ……
目の前に広がるのは、普段の大和川とは比べ物にならないほどに濁り、勢いよく流れていく大和川の姿。
 
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土手の腹にまで迫った濁流は、木々やトタンませて一斉に流れていきます。
 
 
 
堺市側の土手には、JR西の検測員の方が川の様子を見張ってらっしゃいます。
 
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車内でだれかが「うわっ」と声を上げたかと思うと、そこには“冠水”した地下道が…
 
 
信号待ちしているトラックがいる点や、今まさに進入しようとしている車がいる点からして、さほど深くはないのでしょうが…
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無事、堺市に到着!
 
旧表示の誤表示ももうすぐ見れなくなるのか…
 
 
 
しかし、あとあと考えてみるとここまではまだ序盤に過ぎなく、ここからが本題でした…


次回へ続く!
 
 
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