晴れて試験的に運用が開始された阪和線の新型運行管理システム。
しかし、元をただせば旧システムに余計なプログラムを組み込んで、ちょっと誤差をなくしただけの代物なわけで、当然欠陥だらけなものなわけです。
新システムが描くものは、結局「理想像」だった…
阪和新システムの欠陥
電光掲示板には、新システム運用後初の「1番のりばから発車する」快速が表示されています。
この新システム。
厄介なのは、環状線システムの情報をそのままそっくり持ってくるようで、ありもしない15番のりばのを表示することがあるんですよね…
おいーーー…(´・ω・`)
阪和線新システム(試験)、台風による遅延に耐え切れずついにダウン。
結局、最終的には「調整」しちゃうわけね…
ホームのものは調整中になってしまったものの、跨線橋のものはいつも通りに表示しています。
素通りしようとした瞬間、あの表示が!
到着まで
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
阪和線新システム(試験)がおそらく初めて表示するであろう、「到着まで」の表示です!
表示を拡大してみました!
…でもこの表示、何度か登場してますよね。
放出駅でもよくみれる、この表示です。(→これ)
大和路線ホームのものはすべて「調整中」です。
大和路線はこの後も5時間以上、復旧しませんでした…
行ってやるぞよ堺市!
これだけ遅延してるのなら、簡易放送が聞けてもおかしくない…という単純な発想でした。
ちなみに、阪和線の「簡易放送」というのは↓のようなもの。
通常、種別や行き先を言うところを言わず、とにかく「電車がまいります」でごり押しするというもの。
また、最後に「電車が到着します。ご注意ください」という放送の部分も、「電車がまいります。ご注意ください」に変わります。
これの男声verを録音しようと堺市へ!…いったのが大間違い。
とんでもない事態が起きてしまうのです。
大雨が過ぎ去るころに
杉本町通過前に減速し始めたかと思えば、駅構内で完全に停車。
何かと思えば、まさかの「待避線の普通を先に通す」という芸当をやってのけます(笑)
うわぁ…こりゃひでえ……
土手の腹にまで迫った濁流は、木々やトタンませて一斉に流れていきます。
堺市側の土手には、JR西の検測員の方が川の様子を見張ってらっしゃいます。
車内でだれかが「うわっ」と声を上げたかと思うと、そこには“冠水”した地下道が…
信号待ちしているトラックがいる点や、今まさに進入しようとしている車がいる点からして、さほど深くはないのでしょうが…
無事、堺市に到着!
旧表示の誤表示ももうすぐ見れなくなるのか…
しかし、あとあと考えてみるとここまではまだ序盤に過ぎなく、ここからが本題でした…
次回へ続く!