これにより阪和線の旧システムを使っている駅は0。
何度も不安定なシステムでダウンした旧システム。
しかし、旧システムは最後、悔いなく役目を終えた…そう思います。
運用され始めた当時はシステムダウンなどこそ多かったものの、この時に膨大なシステム運用に関する資料が集められました。
この時に集められた資料は、現在も活用され続けています。
活用されているシステムの名前は“JR京都・神戸線運行管理システム”。
阪和線で集められたデータを活用し、それに新しく「予告放送」「遅れ表示」「到着まで表示」「駅名連呼」などを備え付けた、まさに新時代の管理システムでした。
高架化によって変わった我孫子町から南田辺間の一部駅では、高架化の際に通過メロディーが特殊なものに変わりましたが、それも数年で元に戻ります。
そして2012年のダイヤ改正。
迎えた2013年 6月。
新システムの試験稼働が始まりました。
私が最初に確認した駅は鶴ヶ丘駅。
新システムの稼働時期が近くなったと思われた数か月後のことでした。
今からわずか2週間とちょっと前のことです。
9月3日。この日、和歌山支社管内の数駅と、熊取、日根野駅において新システムが稼働。この日を境に、ついに旧システムの消滅の“のろし”が上がります。
土・休日を除いて一日3駅毎くらいが新システムへ変わっていきます。
あれよあれよという間に新システムは阪和線の半分の駅で使用。
そして昨日 9月19日をもって、旧システムを使用する駅は0に。
阪和線のシステムが完全に切り替わるのは28日 あと8日です。
28日を超えると、完全に新システムとなり旧システムは役目を終えます。
少し早目ですが、使用されなくなった時点で役目を終えたといっても過言ではないでしょう…最後に一言。
“阪和線 旧運行システム”
20年と81日間 お疲れ様でした!!