桜島駅 ホームロープ柵を見に行ってきました

以前「設置された!」と聞いて桜島駅に行ったときにはまさかの稼働前で、ちょっと気になってた「ホームロープ柵」。
 
稼働したと聞き、いつ行こうかとは思いつつも機会がなく、結局稼働して1か月ほど経った先日行ってきました。
 
※動画に関しては、各可動動画をレポ中に張り付けておりますので、「◯分◯秒から◯分◯秒まで」などの表記通りに見ていただきますと順序良くご覧いただけます。
 

上昇時

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まずホームドアの概要ですが、昇降式の可動部に取り付けられた5本のロープが上下し、ホームドアの代わりとして役立つというもの。
 
 
 
従来と同じく車掌の操作で上下します。
 
【※1分37秒までご覧ください※】
こちらが上昇するときの様子です。
 
 
意外と上がりきるまでの時間は短く、各駅の停車時間は5秒伸びる程度だと思われます。
 
突然の故障やいたずら防止のため、警備員が常時見張りをしています。
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ロープ柵の各部特徴などをまとめてみました。
 
 
 
 
 
いくつかは後程出てきます。特に、センサーの使い道は後程説明します。
 
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万が一の事故を防ぐため。中継モニターは2両ごとに写したものを設置しています。
 
 
 
その横にはロープ柵の稼働を表すと思われる矢印と、出発反応標識、非常信号灯が設置されています。
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何がつらいって、表示や幕を撮影できないんですよね…
 
ちょうどロープがかぶる位置に居座っており、撮影するタイミングは到着直後と発車直前のみ。
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駅名標は可動部にも設置されているほか、従来のタイプも設置されています。
 
 
 
可動部には執拗なほど貼り付けられており、「さすがにそこまで入らないかな…」と感じました。
 

下降時

【※1分37秒から2分40秒までご覧ください※】
下降時はもちろんドアよりも先に下がり始めるため、心理的に「危ない」と思う効果は絶大です。
 
 
しかしこれが関西人に受け入れられるのか…
乗り遅れはすべて鉄道会社のせいにするんだよなぁ(笑)
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下降時の状況はこんな感じ!
 
細いロープがたった5本あるだけで、かなり安心感があります!
 
 
 
思ったよりも視覚障がい者対策はしっかりとしており…
たとえばロープから身を乗り出そうとすれば
「ロープから離れてください」
と流れたり、可動部の付近に手を置けば
「ここに手や物を置かないでください」
と流れたり。
センサーが過剰なまでにあるのはこの為なんですね~。
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ホームが狭い個所でもこの通り!
ものすごい安心感です。
 
 
 
 
 
ただ線路が見えているという分、若干の不安感はありますね…(本当に支えてくれるのか…等)
 
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【※2分40秒から最後までご覧ください※】
 
ロープには中間あたりに、長さに応じて1本から2本、注意書きがされています。
 
 
 
将来的にはこんな感じで、乗車位置表示も一緒に吊るされる時代が来るかも…
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信号設備にも追加がありました。
 
北新地や大阪城北詰駅でも同様のものが設置されていた気がしますが、ホープロープの状態を表す表示灯が追加されています。
 
ロープが上がっている状態だと印。
ロープが下がっている状態だと印が表示されます。
 
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可動部が収納状態の場合もぬかりなし。
 
きちんと注意書きがされていました。
 
 
 


以上、桜島駅のホームロープ柵についてでした。
 
現状では十分すぎるほどの出来栄えに、現地では少し驚きました。
 
 
一番意外だったのは、自動放送に変更が見られなかったこと。
 
北新地駅ではホーム柵取り付け後、すぐに「黄色い点字ブロックまでお下がりください」という文面が「ホームの柵から離れてお待ちください」と変えられましたが、桜島では相変わらず「黄色い点字ブロックまで~」が使用されていました。
 
 
ホーム柵にあえて寄りかかろうとするなど警備員に睨まれながらの撮影となりましたが、いかがでしたでしょう?
 
それでは~
 
 
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