【リクエスト】分割新快速 網干/播州赤穂行き 自動放送

網干播州赤穂行き? 播州赤穂行き(後ろ8両網干切り離し)の間違いじゃないの?」
と思ったあなた、まだまだJR神戸線の初心者ですね(((
 
JR神戸線にはある変わり種の新快速が存在するんです。
 
 
問題の列車は、大阪駅を22時20分に発車する新快速 網干行き(3539M列車)と、新快速 播州赤穂行き(971M列車)です。
 
この時点ですでにおかしいのは目に見えて分かりますね。
なぜ網干行きが播州赤穂行きをつないでいるんだと。
 
逆ならわかりますが、なぜか先に行く列車を後ろにつなぐ多客期の特急サンダーバード状態を作り出しています。
 
 
そして面白いのはその後の行動。
 
23時22分に姫路についたこの2列車はどうするかというと、まず前4両 網干行きと後ろ8両 播州赤穂行きを切り離します。
 
そして
前4両は23時25分に「新快速 網干行き」として、
後ろ8両は23時28分に「普通 播州赤穂行き」として
それぞれ別々に運転します。 
 
同じ路線で同じ方面へ向かう列車なのに、列車に分けて別々に運転する。
 
おかしいですよね?
 
 
これには網干駅のある事情が関連します。
 
 
 
 
 
実は網干駅、連結する設備と車庫は持っていますが切り離しをする設備がないんです。
 
網干行きが設定される理由は、網干の車庫に223系・225系を片付けるためのようなもので、翌朝にも使用する車両となりますので網干行きの存在は必要不可欠。
 
「それならば前4両を播州赤穂行きにして、後ろ8両を姫路から回送すれば?」
 
そうしたい気持ちも山々ですが、確実に列車が込み合いますし、4両は何かと都合が悪い。
 
そういった点から、あえて分けた2列車を続行運転させるのです。
 
 
こちらが自動放送。
 
停車駅放送がおかしいですね。
 
 
通常の播州赤穂行きの場合、
「停車駅は、尼崎・芦屋・三ノ宮・神戸・明石・西明石加古川・姫路 です。」
と放送しますが、あえて冒頭に
網干 行きの 停車駅は、」
と付け加えられています。
 
この停車駅放送の仕方、以前からこのブログをご覧くださってる方なら聞き覚えがあるでしょう。
 (↑クリックでもう一つの分割新快速の放送動画へ)
 
唯一切り離すとわかる放送が停車駅放送だけというのは残念ですが…複雑な列車ですし仕方ないでしょう。
 


リクエストを受けて録音したのはこれで最後となります。
 
リクエストを下さった区間新快速様 ありがとうございました!
 
 
それでは~
 
 
【調査中 文章の誤り 2014/04/22】
網干駅にて解結を行わない理由を「網干駅にて解結ができない」としていましたが、解結も可能とのご指摘をいただいたため、なぜ姫路駅で切り離しを行うのかを調査中です。
ご存知の方はご一報くださると幸いです。
 
 
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