「皆様の夢をのせて、トワイライトエクスプレス、大阪駅を発車いたしました。」
いい日旅立ちとともに流れてくる特別な放送を合図に、北の大地まで1500km、22時間にも及ぶ長旅が、満員の乗客を乗せて発車する。
まさしく「夢の特急」、トワイライトエクスプレスの旅はゆったりとはじまった。
▮現在地はこちら▮ ⇒⇒⇒
大阪駅を発車した直後から、レポートスタートです。
残り距離は約:1500km
まもなく 新大阪
初の寝台にはずかしながら緊張しっぱなしな訳で…自分の座席から動けずにいます((((
隣室のはしゃぐ子供の声、見慣れた景色で若干ほぐれつつも、やはり何かが働いて、やはり数秒で自室へ戻ってしまいまして…。
…他の方がサロンカーの場所取りに「命でも懸けようか」とばかりにあわただしく動く中、微動だにせず座っております(笑)
列車は5分ほどで、最初の停車駅 新大阪に到着。
ビジネス客であふれる「くろしお」号を横目に、かなり場違いな観光列車が入線です。
多数の方(一部鉄道ファン)に見送られながら、客車寝台特急らしいゆっくりとした発車で、新大阪を出ます。
ちなみに旅行日の20日、少々行事があったのはご存知でしょうか?
…そう、「湖西線40周年」でサロンカーなにわが走った日なんです。
つまり、沿線に鉄道ファンが大量にいるのは当然なわけでして…(笑)
次回の記事で紹介する湖西線内では、そちらを目当てに多数の鉄道ファンが見られました。
また、40周年を受けてか、この列車の鉄道ファン率も低めに見えました。
お部屋紹介 ~Bコンパートメント~
「最低級の寝台」として扱われるこちらのBコンパートメント。
乗ってみたところ、「最低級」の割には利点も多数ありましたので、今回はお部屋の紹介をさせていただきたいと思います。
まず利点は…「寝台料金がかなり安い」点、また、「カーテンを閉めれば個室のような雰囲気にはなる」点、そして「両側の景色が楽しめる」点です!
もしB個室のシングルツインやツインに乗ってしまうと、個室状態ですと片側しか景色は見れません。
しかし! そこはBコンパートメント。
別にサロンカーへ行かずとも、両側の景色がもれなく楽しめるのです!
これが最もいい点でしょうか。
おかげさまで、すべての景色を思う存分楽しむ事ができました!
対して欠点も存在するわけで…。
まず下段は「大きな荷物を置くスペースがない」ため、荷物を置く場所に非常に苦労します…。
こちらに関しては「S字フックを持っていき壁に引っ掛ける」という方法で対処できるのですが、さらに問題なのは上段に当たってしまった場合。
……非常に下段の方に気を使わないといけないんですよね…orz
なお上段では十二分に荷物スペースがありますので、そちらに関して困ることはありませんでした。
他にも、こちらの読書灯もかなり端に設置されていて、夜は窓側が非常に暗くなる…等ありますが、下段であれば値段相応の寝台と思います!
Bコンパートメントに関してはトワイライトの中でも座席数が多く、非常に取るのが簡単な座席です。
ぜひご参考にどうぞ~。
まもなく 京都
大阪出発から34分。
列車は言わずと知れた観光都市 京都に入線します!
大阪─京都間を新快速が29分で走るのに対し、トワイライトExpは34分とかなりゆったりめ(`・ω・´)
この日は、上りのトワイライトが30分ほど遅れていたため、西大路付近ではすれ違いを行っておりません。
すれ違いは必然的に湖西線内ということに…楽しみですね(笑)
うわー京都…やっぱすげえ人だなぁ……
大阪や新大阪での撮影者数を優に超す鉄道ファンが、京都駅の先端に集結。
駅員が5名ほど見送りを兼ねて、撮影者の警備に当たっていました。
Twilight Expressが…「湖西線内」で離合!
ハハハハハッ窓際は頂いた!
※緊張に縛られすぎた結果、変なスイッチが入ってます。
列車は山科を通過線から通過します。
ついに入った湖西線!
トワイライト同士の行き違いを今か今かと待っていると…やってきましたよ。
あまり見れない、車内からの行き違いの様子です!
次回へ続く!