近鉄鉄道まつりに行ってきた(高安編前編)

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初めての「楽」乗車体験を終え、副会場となる高安車庫へとまいります。
 
昨年は終わり間近に入場となりましたが、現在時刻は13時20分前。高安の規模であれば見学するのに十分余裕があります。
 
早速見学…とまいりたいところですが、その前に一つ。
 
 
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序章でも昨年でもご紹介している、もはや鉄板ネタになりつつある河内国分駅の改札前に設置されている電光掲示板を再々度とはなりますが、初めて詳しくご紹介しましょう。
 
 
この電光掲示板の一番の特徴は、やはり旧国名が付記されている駅名の表示。
 
実はこの電光掲示板は、近鉄全線で旧国名を方向幕などの旅客案内に入れるようになって久しくなった頃に整備されたもの。それまではホームのものと同じくソラリーが設置されていました。
 
しかし不思議なことに、停車駅表示はおろか行先表示までこのように「河内」「大和」などを省略した表示となっているのです。これはいったいなぜ…?
 
 
…おそらく推測なのですが、この電光掲示板は八尾駅に設置されていたものを流用したものかと思われます。
 
実はこの電光掲示板が整備された1か月ほど前にダイヤ改正があり、「区間準急」の設定と「区間快速急行」の廃止が決定されており、それに伴って八尾駅のソラリーが撤去、液晶ディスプレイに更新される、といったことがありました。
 
お察しの方もいるでしょうが、この際に八尾駅にもこれと「まったく」と言っていいほど類似した筐体の電光掲示板が撤去されてるんです…。
 
見た感じ数字のフォントなどが更新されていますが、電光掲示板の表示なんざちょこっといじれば編集できる、そんなレベルのものです。
その際に数字は更新されたが、行先表示やスクロール表示の構文などは更新されなかった…そんなところでしょうか。
 


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…とこの記事で一番熱く語ったところで、高安車庫へと繰り出しましょう(((
 
こちらは車庫自体は広いものの留置線群が道路を挟んだ向かい側にあるため、規模も大変小さくひっそりと開催されます。
 
そのため部品即売などは保線に関連するもの以外は基本行われず、鉄オタの割合も五位堂よりも非常に低めとなっています。
…まあ要するに「お出かけ」向けの車庫公開といったところです。
 
 
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ただし高安の個性も生かした車庫公開にはなってます。
 
五位堂車庫には車両を吊り上げるためのクレーンの設備がありますが、トラバーサの設備がないため実演は行えません。
 
対する高安。
 
ご覧のとおり車庫のほぼど真ん中にトラバーサ設備があり、ある意味では「主役」となっています(笑)
実演時には周囲が混みますので、5分ほど前には並ぶことをおすすめします…。
 
 
それでは順に内容をご紹介いたしましょう!
 

軌道エンジニアリング

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五位堂では「つくつくぼうし」の実演や踏切の非常ボタン体験などを行っていた近鉄軌道エンジニアリングさん。
 
こちらでは主に保線に関連する工具やカットレールの販売、五位堂でも売られていた踏切クロスマークの販売をされていました。
 
こちらでも「はたらくクルマ2014」の記念入場券は販売されていましたが、残念ながら「つくつくぼうし」の特性クリアファイルは売り切れていたようです。さすがの人気ですね♪
 
 
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またこちらでは、レールを切断されるために使う特殊なカッターの刃も展示されていました。
 
きちんと「レール用」「両面補強」の印字もあるこちらの品ですが、なんと3回程度の使用で使い物にならなくなるとのこと…。
 
それだけ頑丈にレールが鋳造されているんですね…。
 
 
余談ですが、踏切のクロスマーク(\3,000)は購入した後、どうやって持って帰ればいいのでしょうか…(笑)
 
・「車での来場はご遠慮ください」
 →電車で帰宅することを強いられている
・電車で帰宅する
 → 晒 し 上 げ 不 可 避 
・宅配便で配送したい!
 →まず受け付けてない☆
 
…持って帰れねえじゃねえか(((
 


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台車 with ハンドマイク(謎)
 
…それだけです(((
 
 
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高安では展示できる車両が限られているため、通勤形は展示されず初代「あおぞら」復刻塗装車とアーバンライナーplusが展示されていました。
 
初日はあおぞら号が若干ながら奥の方へ収納されていたようですが、二日目はこのようにきれいに並んでらっしゃいました。
 
 
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まあおかげでレア幕撮影できねえんだけどな!(涙目)
 
せっかくの「天理」が台無しじゃないですかー…(((
真正面から撮影したかったなー(´・ω・`)  初日に撮影した人が羨ましい…。
 
 
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しゃーねえ。こっちで…ってこっちはこっちでなにかものすごい矛盾を抱えてる気がしますけど…(汗)
 
せっかくだったら幕も復刻幕に変えればいいのに…。
 
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なおこの両展示車両ですが、不思議なことに留置時には必須のはずの手歯止めが用いられずに展示されていました。
 
 
逆側で固定してたから大丈夫…とかでしょうか?
たしか五位堂では全列車で用いられていたかと思うのですが…(汗)


最終回へ続く!
 
 
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