近鉄では昔から、先頭車同士が連結する場合には貫通路を確保するとともに、運転席右側の助士席を乗客に開放することが利用者には有名です。
意外とこのスペースがイベントなどで大きな荷物を持ってる際には有効で、ラッシュ時間帯でも他とは隔離されたスペースとなることから変に人気を博しているのですが…以前から問題視されていたことが一つ。
一部の機器には鍵が付けられていたりカバーがつけられたりするのですが、複数の機器を簡単に操作できてしまうんですね。
たとえば乗務員間の連絡に用いる鈴(ベル)のボタンがむき出しだったり、緊急停止に用いる弁が誰でも触れる位置にあったり、乗務員用の窓を簡単な操作で開けれたり。
実際に以前、大阪阿部野橋駅構内で、非常停止弁がいたずらで引かれて緊急停止するという場面にも遭遇しましたし…。
そういったことから、最近は非常停車弁が撤去されたり窓を開けれないよう鍵の付いた編成が誕生していたのですが、この度…
ついに「立ち入り禁止」と書かれた札が用意されていました…(汗)
ただし車両の構造上、完全にふたをすることはできないので、わずか一本のゴムロープに簡単な札のみ。しかも金具は画像の通り、着脱が容易にできる簡易なものです。
また、私が使用した電車では全て取り外されており、まだ使用は開始していない様子でした。
札の裏側はマジックテープとなっており、運転中でも固定できるようになっています。
ただ…いくつかの編成は画像のように外れていましたが(;´・ω・)
このスペースがなくなっちゃうと、五位堂のイベントで大きな部品を買った際の唯一の安息の地がなくなっちゃうので少し残念ですが…。
ついに「待った」がかかっちゃいましたか…。
幼少時代からお世話になったスペースなので、完全締切は避けてほしいところです…。
全ての編成が窓に鍵がなされ、非常停止弁も撤去されてからでもいいので、復活することを切に願います(´・ω・`)
…いや、まだこのロープが使用されている編成は見たことがないですけどね(笑)
それでは~