さて無事主要国首脳会議「伊勢志摩サミット」が無事終わりまして、あとは各国の要人の方々が日本を離れ次第厳戒態勢は解除、いつも通りの日常がようやく戻ってきます。
終わったということでもう取り上げてもいいでしょう…と。
JR西日本では会社の規模が他の2社と比べ物にならないほど大きいため、各支社・各駅ごとに対応が大きく異なります。
岡山地区では一部ゴミ箱などを自主的に閉鎖した駅もあったようですが、関西地区では基本ゴミ箱・自動販売機の類は開放・営業させっぱなしでした。
代わりに警備員や清掃員を増員し、主要駅ではどれだけ小規模な駅でも何かしらの監視巡回役を1名配置し対応に当たりました。
なお期間中は駅構内のコインロッカーを全て封鎖し、四か国語(日・英・中・韓)での案内を貼って告知。
掲示にも書いてある通り期間はおよそ2週間で、こちらは標準的な期間かなぁ…と(*´ω`*)
巡回の警備員さんは全てのロッカーが施錠状態であるか1つ1つ手で確認されており、最低限とはいえ安全対策は十分といったところでしょう。
当然「なぜ封鎖しなかったのか」というご質問が浮かぶかと思います…が、その理由はわずかこの一枚で“察して”いただければ幸いです()
通常通りでこれですから、封鎖なんてしようものならどうなることやら…。
こちらは1番線:なかもず方面行きホームに設置されていたゴミ箱になります。
一見他の駅と同様に掲示文とともに閉鎖しただけ…に見えますが。
こちらの蓋にご注目。
大阪市営地下鉄の力の入れ具合がうかがえます。
ただし。
さすがにこの蓋は伊勢志摩サミットに向け特注で作ったものではなく、他でも転用できるように文面も調整されているようで、掲示文には一切「サミット」や「テロ対策」といった文字はありませんでした。
情勢に無頓着な方もいる分にはいらっしゃいますから、補足的に書いても良かったのではないかなぁ…と。
あと「... can NOT be used.」よりかは「... is NOT available.」の方が良いかなーと(*´ω`*)
(※感覚には個人差があります)
今回は大阪阿部野橋駅のゴミ箱の変革を、遡っておよそ1か月前から取り上げたいと思います。
サミットなんてなんのその、この時点ではいつも通りの「大阪阿部野橋駅」でございます。
ところがこの一週間後。
およそ1週間前
突如としてゴミ箱撤去。
自動販売機営業停止。
駅構内のゴミ箱というゴミ箱がすべて閉鎖され、または撤去できる場合は片づけられ、ついに厳戒態勢が始まったかーーと。
ここですべて撤去していれば「それまで」で書くこともございませんが、さすがは関西私鉄というべきか、実は撤去「されてから」のお話があるんです( ・ω・)
人目に付きやすく、さらに改札の目の前で常に監視できる位置に。
こう文字通りずらっと並べられています。
こちらは地上の一番大きい改札のみではなく、地下階の改札でも駅員が常駐の窓口では行われており、さすがフレキシブルな対応をしているなー…と(*´∀`*)
サミットの始まる数日前にはゴミ箱は全て撤去され、数日間ゴミ箱のない非日常へと変化…はしましたが、それほどゴミは見かけなかったかなぁと。
ただしここで注目してほしいのは、近鉄は今回ご紹介した3社で唯一「封鎖」にとどまらず「撤去」を行ったというところです。
他とは異なり根本から対策を行っていたというところもさながらすばらしいですが。
自動販売機も抜け目のない徹底っぷり(`・ω・´)
取り出し口から小銭の挿入口に至るまですべて厳重に封鎖されていました。
以上、3社のサミット開催に伴うテロ対策をまとめてみました。
さらに補足も含め簡単にまとめると、
・コインロッカーは原則封鎖
・自動販売機の営業停止やゴミ箱の封鎖は任意
・警備員を大幅に増員し各主要駅で巡回・点検を終日実施
・必要に応じ車内巡回を実施
・コインロッカーは原則封鎖
・自動販売機の営業停止やゴミ箱の封鎖は主要駅のみ
・見回り隊を増員し巡回と簡単な点検を実施
◆近鉄
・コインロッカーは原則封鎖
・自動販売機の営業停止やゴミ箱の封鎖は主要駅のみ
・お手洗いを除き個室になりうるすぺースは完全に閉鎖
・見回りは基本的に駅員と警察が実施
・大阪線特急を重点に車内の巡回を徹底
・特急のくず物入れは封鎖
このような感じになります。
サミットの行われる賢島に直接関係があるため警察が警備を担当した近鉄を除き、やはり各社とも見回り要員を大幅に増員し各所の点検を実施していました。
駅にゴミ箱がようやく復活し、同時に「持ち主の分からないお荷物は途中駅で降ろします」と物騒な案内も消え…。
関係各所の皆様、本当にお疲れさまでしたm(_ _)m
それでは~