近鉄 一般通勤車のリニューアル編成車内

近鉄特急の“リニューアル”といえばACEが全面的に更新工事を受け大きく姿を変えたことで話題を呼びましたが、他にも現在通勤車のリニューアル工事が着々と進んでいます。

登場からだいぶたってようやく乗車する機会に恵まれましたので、ついでにいろいろ撮ってきて見ました!


新車導入…ではなくあえてのリニューアルである点がなんとも近鉄らしいですが(;´・ω・)

実際に更新された車内がこちら。


イメージ 1
 
イメージ 2
上が更新された編成の車内、下が更新を受ける前のイメージになります。(変更前のものとは形式が異なります)

近鉄のコーポレーションカラー、赤が主体だったシートは全て張り替えられ、化粧板などもすべて変更となしました。

今回はこの超モダンに生まれ変わった近鉄の通勤車をレポートしたいと思います!

通常の座席

イメージ 3
まずは普通の座席からご紹介します…が。

こちらは格子模様の美しいモケットに張り替えられた以外、大した変化はございません。

優先座席

イメージ 4
優先座席では以前より、元となった「シルバーシート」の名残で灰色のモケットが用いられていましたが、今回のリニューアルできついオレンジ色に変更となりました。


イメージ 5
床にも優先座席であることを強調するステッカーが貼付されており、空いている時間帯でも座ろうものなら罪悪感が蝕む最高の座席に仕上がっています()

そしてオレンジ色に統一されたのは座席のみではなく…


イメージ 6
実はつり革もなんですね(*´∀`*)
この配色変更もJR西日本の影響を受けたのかどうかはさておき…。

近鉄の通勤車におけるつり革事情でいうと、「長時間握っているのに適している」この三角形のものと、「咄嗟の時につかみやすい」円形のものが形式によって混在していますが…


イメージ 7
このリニューアル工事を受けた編成では、同じ車両内に2つのタイプが混在するという新しい局面を迎えています。

変更された部分は単に「つかみやすいように」…という配慮なのか、単純に長さまでよく調べないで発注したせいなのか、他のつり革と位置があってないもの特徴的です。

化粧板

イメージ 8
あまり気にされることのない化粧板ですが、こちらも青みがかったシンプルなものから、暖色を多く用いたまだら模様のおしゃれな化粧板に変更されています。

ドア周り

イメージ 15
まず扉の化粧板が灰色のノイズが入った黒地のものに変更されています。
いままではほかの部位の化粧板と同じでしたので、見違えるように印象が変わりました。

戸袋への引き込み事故を防止するため、黄色のステッカーが増えたのも注目です( ・ω・)b

なお側面表示機の設置は行われていませんでした…(´・ω・`)

イメージ 9
このリニューアルで大きく変わった2つ目のポイントが床のフロアステッカーです!

暗い赤一色から車両中央へ向かってグラデーションが追加され、これだけでかなり印象が変わっています。


イメージ 10
ドア付近のみ警戒色のシートに張り替えられていますが、見た目と違ってそれ以外の部分と同じ質のもので、特に転倒防止のゴムなどは貼られていません( ・ω・)

車端部・乗務員室

イメージ 11
車両端の化粧板も扉と同じく黒地のものに変更されています。

連結部の貫通幌の都合で乗務員室にも入り込めますので、少々見学を…(笑)


イメージ 12
乗務員室の内部もきちんと化粧板やフロアステッカーの張り替えが行われていました。

しかも変わったのは客室と同じ汎用的な面だけかと思いきや…?


イメージ 13
窓枠や諸所の金具類、カバー類も更新されているというから驚きです…。

どうやらかなり本気で更新に取り掛かったようで。
できれば更新車よりも新車が欲しいんですが…(´・ω・`)


イメージ 14
ちなみにしっかりこっちのシートも張り替えられていました(*´∀`*)

運転台もカバーの更新が行われていたようですが、詳しくはわからないので割愛します…(´・ω・`)


イメージ 16
以上、軽く見て回り気づいた部分を取り上げてみました。

まだまだ更新の実施された編成は少ないですが、もし見かけたらぜひとも乗ってみてくださいな(*´ω`*)


それでは~


Written by Yatatetsu ... All Rights Reserved