一日の乗降客数は5万人程度で、近鉄全体で見ても途中駅としては非常に多い部類に入ります。
今回は乗換ターミナルとして名高い生駒駅の放送を、各放送ごとに事細かく解説したいと思います。
けいはんな線
声の主はなんとあのお二方
この近鉄らしくない新放送の声の主自体は、何と非常になじみ深い同じみのあのお二方なのです。
大阪線新放送と全く同じお二方が起用されています。
行き先のみを復唱するところ以外に近鉄らしさを全く感じさせない放送ですが、やはり共通点と言うのは意外なところに潜んでいるものです。
車内放送もかつてのアーバンライナーと同じ津田英治さんですしね(*´∀`*)
十和田湖様のそのほかの公開音声はこちらから:
方面で変わる乗換案内
すべて同じ声を使っている放送ではありますが、それぞれ各方面別に乗換案内の行われる路線が大きく変化します。まず奈良線ホームでは
■大阪方面から
■奈良方面から
生駒は山に囲まれながらも非常に発展していますが、これは古くから「宝山寺」の参道として栄えたこともあってのもの。今でも参拝者は後を絶ちません。
その歴史を物語るように、今も乗換案内には「宝山寺」が刻まれています。
もっと面白いのが「信貴山」も案内されているというところ。
かつて信貴山への足として王寺の1つ手前「信貴山下」駅から「信貴山」駅へと延びるケーブル線が存在しましたが、乗客数の減少から1983年に廃止されバスに転換、今はその用を河内山本から分岐している信貴線に託しています。
ですので、平成になってから導入された現在の新放送導入時に消されててもまったく違和感のない文言…なのですが、今も生駒には信貴山への足だった名残からかこの名が残っています。
歴史を重んじているのか、それとも何か重要な意味があるのか…どちらなのでしょう。
■王寺から
王寺からの場合には共通でこの放送が流れます。
その割にはのりばも案内したりと最低限の気配りは忘れません。
駅放送で「ケーブル線にお乗り換えください」という案内も聞いてみたい気はしますが…笑
回送?当駅止め…?
10:47から入っている放送にご注目を。
駅の発車標では「回送」との案内でしたが、どうも回送らしくない案内をしておりまして…。
通例この放送では、回送なら「回送電車がまいります」と名乗りますし、かといって当駅止まりであれば「この電車はこの駅止まり」と明言するようになっています。
しかしお聞きになるとわかる通りそのどちらにも当てはまりません。そして同様の放送を流すものと言えば、大和西大寺駅の入庫電車のみ。
生駒線への送り込み回送接近時にのみ流れるもの…とかでしょうか。
以上、生駒駅の放送についてまとめました。
それでは~!