堺筋線、準急河原町行き

今回は大阪市営地下鉄に乗り入れる電車で唯一通過運転を行う定期列車、堺筋線の京都河原町行き準急の車内放送をご紹介いたします。




地下鉄内で通過運転を行わないためなのか、車内放送で停車駅を読み上げるのは天下茶屋停車中と天神橋筋六丁目到着時のみ。
うち全体の停車駅を流すのは天下茶屋停車中のみです。かなり消極的なご様子で…( ˘ω˘ )

さらにご自慢の英語放送を活かすことは一切なく、駅、車内放送共に種別すらも読み上げません。

もう少し日本語が母国語でない方々にも優しくなってほしいところ…。


それ以外の放送は他の行き先とほぼ同じです。

駅間では広告放送があり、余裕がある場合はマナー啓発放送が流れ…放送が鳴りやまない、いつも通りの大阪市営地下鉄の日常が見られます。


なのでご紹介する内容もないといえばない…のですが、このままではこの記事が投稿したお知らせだけになってしまうため、唯一少し特殊になっている天神橋筋六丁目駅接近時の放送だけ抜き出して具体的にご紹介いたしましょう。


次は 天神橋筋六丁目天神橋筋六丁目谷町線は乗り換えです。出口は右側に変わります。

(広告放送)

本日は大阪市営地下鉄をご利用いただきまして、ありがとうございました。
この電車は準急河原町行きです。天神橋筋六丁目を出ますと、次の停車駅は淡路です。
右側の扉が開きます。ご注意ください。

Tenjimbashisuji 6-chome station, station number K-11.
Please change here for the Tanimachi Line.
This train is bound for Kawaramachi.
Thank you for taking the subway.


この区間だけ放送が少し早口に感じる方も多いかもしれませんが、実際にこの区間では通常と比べ約1.2倍速程度になっています。

堺筋本町扇町天六間はそれぞれ駅間が1km未満で非常に短くなっており、案内に十分な時間をとても確保できません。

この間に次駅案内、広告放送、そしてこの駅から先が大阪市営地下鉄の路線ではないことを流す必要があるため、放送は必然的に早口に。

特に天六どまりの場合はさらに速度が上がります…笑


またこの準急は天神橋筋六丁目駅から先では急行運転を実施します。
となりの柴島は通過しますので、停車駅を案内する放送が装備されています。

ただし英語放送では"This train is bound for Kawaramachi."、「この電車は河原町行きです」としか流れません。

全路線の車内放送で共通してThis train / is bound forという区切れがあるということは、ここが編集点になっているものと思われますが、せめてThis train / is the Semi-Express / bound for ...と続けれないものでしょうか。

ちなみに現行ダイヤでは、大阪市営地下鉄で唯一次の停車駅を案内する放送がこれだったり。かなり貴重な例です。


なお英語放送が最後に回るのは別会社との乗り入れ駅(長田や江坂など)では通常の仕様です。ほかに終着駅到着時にも英語放送が最後に回ります。


以上、堺筋線 準急河原町行きの車内放送でした。

それでは~!

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