近鉄ではいまだ多くはびこる反転フラップ式発車標。
いつもは元気にパタパタと陽気に回っていますが、今日は少し様子が違いました。
真っ黒なパタパタと「調整中」の文字。
原始的な設備ゆえ、故障した場合は細かい部品を取り換える必要があるという点において難儀な一面もあります。
どうやらかなり致命的な不具合が発生してしまったようです。
停まっていたのは1番線、大阪阿部野橋寄りの1基です。
両面とも真っ黒になっているばかりか、「のりば1」の部分も消灯されていることから、どうやら電気系統ごと切りはなされている模様です。
ちなみに近鉄のパタパタには基準となるコマがあり、そこには目印となる赤丸のシールが貼られています。
このパタパタも無造作に止められているわけではなく、基準コマにあわせて停まっていました。
おそらくこれを契機にパタパタが消えるなんてことはないと思いますが、可能性としては少し考えられます。
というのも、すでに同型のパタパタ機は生産が終わっているため、修理するにしても限界があるのです。
南大阪線は液晶発車標の整備率が異常に低いだけに、更新されたら変わったらでめでたいことですので、今後に注目したいところです。
それでは~!