前回に引き続き谷町線の一部駅に残る旧々サインを見ていきたいと思います。
電車を降りて階段を上がり、振り返るとさっそく旧々サインが歓迎してくれます。
このサインが2基残っています。
(1,2枚目が1基目、3枚目は2基目)
改札内にも旧々サインが残っているのはこの駅のみですので非常に貴重といえるでしょう。
裏面は更新されて旧サイン…のように見えますが、これも「出口」のフォントが異なりますので規定に沿ったものではありません。
この駅では珍しく「きっぷうりば」が旧サインに更新されています。
ですので券売機回りについては特に特記はありません。
(1・2号出入口側より)
(3・4号出入口側より)
ところが改札から少し離れればこの通り。安定のずぶとさで残っています。
ここで気にしてほしいのが英語表記。先ほどの「のりば」と英語表記が違いますね。
どうやらこの当時から改札をくぐるまでは"Entrance"(入口)、改札をくぐると"Trains"(電車)に変わる点は確立されていたようです。
非常に先進的です。
それでは1号出入口から順にみていきましょう。
1号出入口(守口CIDビル)
なぜそこで手を止めてしまったのか。
数十センチ先には旧々サインが残っているにもかかわらずなぜか放置され、誘導板のみが旧サインに更新されています。
それもそのはず、こちらは久しぶりの商業施設が管理する出入口です。この出入口については更新が後手後手に回っていても納得です。
まずは駅名看板から。いつも通りナンバリングと「①出入口」整備済み、裏面は黄色地「①出口」表記です。
個人的にうれしいのはこちらの縦型地下鉄誘導板。屋根の先端に設置されておりまったく遮るものがありません。
野江内代では撮りづらい位置に設置されていたため非常にうれしいところです。
2号出入口
2号出入口は呪いでも掛けられているのではないかと疑うほど旧々サインが残っています。
ところが守口駅では地下鉄直営の通路とあり、道路に面している箇所は更新済み。地下通路のこれのみが残存しています。
3号出入口
なぜやり切らなかったのか(拍手喝采)
旧サインと旧々サイン、メトロマークと縦型誘導板がそれぞれ仲良く並んでいる異様な光景です。もうここまでくると何がしたいのかわかりません。
旧々サイン、旧サイン、メトロマーク…まるでこれまでの変格を展示する博物館のようです。
駅名看板を少々。裏面も駅名看板になっていますが、そちらにもナンバリングと「③出入口」表記の整備がなされています。
4号出入口
4号出入口も特に面白いものはなく。裏面は黄色地タイプでした。
駅コンコース
ところが谷町線の改札回りや出口付近ではしぶとく生きながらえています。新路線が開業するからなんだ、俺らにゃ俺らの仕事があるとでも言いたげです。
というわけで被害を免れ今も残っている5,6号出入口の方をご紹介したいと思います。
他駅同様、黄色地旧々サインがお出迎え。
なお5号出入口はこのまますぐ階段を上がり地上に直結しています。
駅名看板は「今里筋線」を付け加えるために更新されており、かつその途中に一切案内板はありませんでした。
では6号出入口はというと…
このようにながーい通路がこの先も続きます。その途中に2枚案内板が整備されており、そのどちらもが旧々サインです。
なかなか圧巻です(*´∀`*)
まっすぐ進む場合に「↑」矢印ではなく、直下の通路を指すように「↓」になっているのはヒゲ文字サイン譲りですね。
なお駅名看板は5号出入口も同様、今里筋線を足すために更新されています。
直上にはメトロマーク。更新も近いのでしょうか。
以上、谷町線4駅に残る旧々サインをまとめました。
残存箇所は多すぎてとてもまとめる気力もわかないため、各駅の記事をご参照ください。
それでは~。