台風21号の被害というと関西空港が大きく報じられていますが、陸部でもその被害は大きく今もいたるところで傷跡を見ることができます。
個人的にその中でも特に印象的な被害を記録として残しておきたいと思います。
今回ご紹介したいのはこちらの信号機です。
……これだけで現状を把握できる方もいらっしゃるかと思いますが、実はこれが被害後の写真です。
視点を変えてみましょう。
片側3車線の道路をコントロールしているはずの信号機が90度方向を変え、明後日の方向に向いてしまっています。
台風21号の被害があまりにも大きすぎ、大阪府内の南部地域ではこれがいたるところで発生しているため復旧が追い付いておらず、台風が通過してから48時間以上たった本日もこの状態で放置されておりました。
車両用信号は真横を向いてしまっていますが、よく見ると歩行者用の信号もぜんぶ同じ方向を向いており、どれだけ風が強かったのかを伝えてくれます。
この辺りは左手にあべのハルカス、右手に駅ビルがあるため風が道路一点に集中し、より強く吹いたのでしょう。
あべのハルカス2階の通路から同信号を見てみます。
よく見ると真横にずれているだけではなく、風を強く受けた側の灯器が上に向いています。反対側も同様です。
幸い少し先にも信号交差点がるため大通りの車は止められていますが、右左折でこの横断歩道に入ってくる車もあるためあまり良い状況とは言えません。
横断者も多いため早めの復旧をお願いしたいところです。
ちなみにとなりの信号交差点から見た横断歩道の様子です。反対車線側に設置されている(少し上を向いている)信号機しかなく、判別が非常に難しい状態です。
こんなのが府内南部のほぼ全域で所かまわず発生していますので、運転される際はご注意ください。
みなさまどうぞ無事故で。それでは~。