京都駅というのは、京都府で最も乗降客数が多い駅であり、観光都市"Kyoto"の玄関口であり、そして放送がまともに流れない事がある音鉄泣かせの駅でもあります。
これまでに幾度となく流れないに苦しめられてきました。
なぜ流れないのかは別記事にて取り上げていますので、こちらをご参照ください。
でも今は昔。2時間ものの動画を作ったのも数年前の話で、そんな記憶はとうに薄れ「一発を狙うには重いけど音質良く録れる駅」くらいの認識で考えていました。
ところが最近になって収録にすごく苦労した案件があったので愚痴を残しておきたいと思います。その列車というのがこちら。
土休日ダイヤで運転される9:16発、新快速の湖西線近江今津行きです。
12両編成で到着したのち後ろの4両を切り離して8両で運転します。
そう、「切り離し」。例によって放送が流れにくくなる案件です。
4回目の挑戦にしてようやく収録することができました。
動画の最後に失敗集も載せています。
(失敗集のみの視聴は↓からどぞ)
この列車の放送で面白いのは到着放送が類を見ないくらい詳細である点です。
京都、京都です。お忘れ物のないようにご注意ください。乗り降りの際、足元にご注意ください。
JR奈良線、嵯峨野山陰線、琵琶湖線、新幹線、近鉄線、地下鉄線はそれぞれ乗り換えです。
ただいまより電車の切り離し作業を行います。
出だしは何の変哲もないお馴染みの放送文で始まります。問題は最後の一文。「ただいまより電車の切り離し作業を行います」に続く切り離し後の編成案内です。
SUNTRAS型放送が導入されている線区で切り離しが行われる駅は数多く存在します。ここ京都をはじめ米原、姫路、近江今津、日根野……etc.
その中でもこのような編成案内が付帯するのは京都駅のこの列車のみで、ほかでは一切確認できていません。
偶然通り掛かった際にこの到着放送が流れているのを聞き「これは録らねば」という使命感で録音した列車になります。
……が、流れにくいの何の。
まさか混雑していない休日朝の定期列車で4回も録り直す羽目になるとは思いませんでした。
この列車の放送はどうやらマニュアルで流さないことが取り決められているようです。放送室の駅員さんがたまたま切り忘れた時にしか流れません。
今回はふつうに3回狙って録れなかったため、行楽ダイヤと観光客の誘導で手薄になるであろう11月に入ってから再チャレンジしたところ見事にすんなり録ることができました。
もしみなさまも狙うことがあれば行楽シーズンに何回も通うことをお勧めします。
今日はこのへんで。