近鉄南大阪線 駅の案内放送を創ってみよう

近鉄の駅放送スピーカーを購入したことを記念して、駅の案内放送を組み立てられる企画を実施することにしました。

 

下記の案内と注意事項をよく読んでご参加ください。

 

 

伝説の新放送を自分の趣味のままにカスタマイズしました

今回操作していただくのは、近鉄南大阪線  大阪阿部野橋駅の駅自動放送を基にした放送シミュレータです。

 

大阪阿部野橋駅の放送を選んだのは

1.放送パーツの量が他駅と比べて段違いに多いため
2.素材を大量に収集できる機会があったから

です。

 

1つめの理由についてですが、大阪阿部野橋駅の新放送は、近鉄の自動放送をある意味で象徴する案内復唱(行き先と種別を繰り返す案内手法)が残っているほか、一般種別に対しても発車時刻を放送する唯一の駅放送でもあります。とにかく自由度が高いのです。

 

2つめの素材を大量に収集できる機会について。2017年の近鉄鉄道まつり五位堂会場で、駅放送装置を自由に操作できるコーナーが設けられました。その折に、普段は使われないような音声パーツも収集することができたからです。

 

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大阪阿部野橋駅の新放送は「無くて困ることはあっても有って困ることはない」理論で、旧放送のころに収録されていた音声パーツは、声だけ変わって新放送でも用意されています。

 

なので「禁煙車」であったり、「1両編成」や「10号車」などどこで使うのかわからない音声パーツが山のように隠されていました。それをたった2日だけですが、自由に操作して収録する機会が与えられたのです。

近鉄に1両の列車は存在しません。また南大阪線は8両までしか運転できません。

 

これ幸いと録音して、シミュレータ自体はかなり前に製作したものの、あくまで個人で楽しむ用として一人で楽しんでいました。このたび駅放送スピーカーを購入した記念で特別に動画の企画として、操作していただける機会を設けます。

 

企画の流れについて

1.コメントで流したい文面を送っていただきます(期限厳守)

2.内容の選考を行います

3.駅放送スピーカーで実際に流して、それを動画として投稿します

 

以上3ステップです。応募期限は4月22日(月)の24時までで、選考を行ったのち4月29日(水)の投稿日に投稿する予定です。

 

1.文面を送る

この記事の最後に記載している音声パーツの一覧から、好きなものを選んで組み立てて、応募用に作成したGoogleフォームに流したい放送文面を送ってください。

 

TwitterYouTubeのコメント欄等を応募に使用してしまうと、どうしても誰が投稿したかで忖度してしまう可能性があるため、Googleフォームにいたしました。

また、複数応募を防止するため、Googleアカウントがないと応募ができない設定となっています。お手数ですが、アカウントをお持ちでない方は作成していただきますようお願いいたします。

アカウントが無くても送れるようにいたしました。

 

↑ここに送ってください!

 

2.選考について

応募の際、1つの部門にエントリーしていただきます。送られてきた中から内容の選考を行い、各部門の趣旨にあったものを、50個を目安に採用して実際に駅放送スピーカーを通して流した音声を動画として投稿いたします。

*時間の都合上、すべて流すことができるわけではありませんので、あしからずご了承ください。

 

「日常の放送」部門 10作品

日常で流れていそうだけど、聞くことができなかったり、滅多に聞けなかったり。そういう手が届きそうで届かない放送を作成してください。あなたの夢を実現させます。

パーツ数:目安120パーツまで(ただし「空白」と「ノイズは除く)となります。なお、通過メロディ(8回・6回固定)は2パーツとして計算します。

 

「工夫を凝らした放送」部門 5作品

普段自動放送を聞いていて、「もっとこういう放送文にしたらわかりやすいのに」と感じられることもあるかと思います。その熱をぜひぶつけてください。あなたの考える「分かりやすい放送」をお待ちしています。

パーツ数:目安120パーツまで(ただし「空白」と「ノイズは除く)となります。なお、通過メロディ(8回・6回固定)は2パーツとして計算します。

 

「ありえない放送」部門 15作品

制限の限り好き勝手やってください。 

パーツ数:目安150パーツまで(ただし「空白」と「ノイズは除く)となります。なお、通過メロディ(8回・6回固定)は2パーツとして計算します。

 

「ちょっと楽しみたいだけ」部門 15作品

こちらも好き勝手やって頂いて構いませんが、パーツ数の制限が「ありえない放送」部門よりも少なくなっております。そのかわり枠を増やしました。ちょっと放送を作成する体験をしたいという方におすすめ。

パーツ数:目安75パーツまで(ただし「空白」と「ノイズは除く)となります。なお、通過メロディ(8回・6回固定)は2パーツとして計算します。

 

「放送をバグらせたい」部門 5作品

某でっかいどうのJRが流してしまったバグ放送を目指して、ひたすら脈略の無い放送を組み立ててください。センスが問われる部門です。

パーツ数:目安150パーツまで(ただし「空白」と「ノイズ音」は除く)となります。なお、通過メロディ(8回・6回固定)は2パーツとして計算します。

 

*上記作品数は目安です。いいものがあれば上限を超えても採用します。

*パーツ数の上限もあくまで目安です。プラス2,3パーツまでであれば関係なく採用します。

 

応募は1アカウントにつき1個までとさせていただきます。

選ばれたかどうかは、後日投稿する動画で発表いたします。個別に当落の連絡は行いませんので、ご承知ください。

 

文面作成時の注意事項

以下、注意事項をよくお読みください。

 

1.大前提として、もともと個人で楽しむために作成したものですのでクオリティは低いです。

 音声パーツ同士の間隔は、なるべく均等になるよう調整していますが、複数の駅で複数回に分けて録音した音声を集めて作成しておりますので、声のつながりが悪い場合があります。また一部、合成で作成している音声パーツがあります。(例:「河内松原へは」など)

 

2.記載方法は以下のツイートを参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

・パーツ間は「、」で区切ってください。中点「・」とは厳密に区別してください。多少の誤りは考慮しますが、著しい場合は却下します。なお、英語放送の部分は句読点なしでも構いません。

・同じパーツを繰り返す時は、かける「×」で回数を指定してください。通過メロディを24回流したい場合は「通過メロディ(下り用8回)×3」と書いていただければ24回流します。

・適度に改行を挟んでいただいても構いません。

 

3.声は大阪阿部野橋駅等で使用されている大阪線新型放送の男声放送のみです。声は選べません。

 

4.南大阪線関連の行き先のみご用意しております。

 

5.パーツは正しく記載してください。誤字が多い場合は製作できかねることがあります。また存在しないパーツを書かれている場合、採用された場合は該当の音声パーツを飛ばして放送を作成いたします。

 

作成の際のアドバイス

・本物に近づけたい場合は近鉄の放送をよーく聴きましょう。最低5時間は聴きましょう。ある程度、放送文の癖がわかるはずです。

 たとえば案内復唱を行う場合は、「吉野行き急行、吉野行き急行」のように、1回目と2回目で行き先パーツが変わると言う特徴がありますよね。こういう要所要所に気をつけながら作成してみてください。

 

・文と文の間に間隔を開けたいときは、「空白」と挟んでください。0.5秒の無音を挟みます。おおよそ文と文の間に入れるとちょうどいいテンポになるかと思います。

*こちらで適度に無音を挟んでも良い場合は、リクエスト文の始めに「調整希望」と記載してください。音声パーツの調整をいたします。

 

シミュレーターについて

この放送シミュレーターは、yoshi様が公開されている自動放送シミュレーターのプログラムを活用して作成しています。この場を借りてお礼申し上げます。

 

シミュレーターの配布ページはこちらです↓

r113.web.fc2.com

 

使用できる音声パーツ一覧

ページ1 *「併結列車用」という音声パーツはありません

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ページ2

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ページ3

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ページ4

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駅の自動放送は、実は異なる文脈で同じ音声パーツを活用している事例が多々あります。

 

1番のりばに奈良行き特急がまいります。

奈良へは後の特急が先に到着します。

この上に示した2つの「特急が」は、同じ放送パーツを活用していたりします。なのでページを行き来する必要があるかもしれません。ご了承ください。

 

ありとあらゆる素材をフルに活用して、一点物の駅放送を仕上げてみてくださいね。

 

では皆様のご参加、お待ちしています。

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