昨日運転を開始したWEST EXPRESS 銀河について、車両やダイヤについては多くの方が言及していますが、案内放送や案内表示についてはあまり触れられていません。
今回はWEST EXPRESS 銀河を「案内」の面から見ていきたいと思います。
案内表示
▲種別3文字幅 @京都駅
▲種別2文字幅 @姫路駅
SUNTRASさん、超優秀。「全車指定席です」をプリセットしてる。なのでスクロールでもこの通り。 pic.twitter.com/DhDWnqcSdb
— やたてつ (@yyyy_yatatetsu) 2020年9月11日
▲スクロール表示
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TWILIGHT EXPRESS 瑞風に続いて2例目のロゴデザインを模した表示となりました。
システム内に外字として登録されているようで、日本語「銀河」のロゴデザインは、停車駅案内のスクロール表示でも見ることができます。
案内放送
京都駅にて男声放送収録後、車を走らせて姫路まで行き、女声放送も収録してきました。
注目すべきは号車案内。
この列車は全車指定席です。指定席は2号車から5号車、グリーン車は1号車、6号車です。
All seats on this train are reserved. Cars 2 through 5 are reserved. Cars 1 and 6 are the Green Cars for passengers holding Green Car seat reservations.
「この列車は全車指定席です」がプリセットされているのです。
本来この放送文言は、設定しないと流れない付帯案内なのですが、WEST EXPRESS 銀河では放送文の雛形自体がいじられており、号車案内の前に全車指定である旨が流れるようになっています。
英語放送で流れる"All seats on this train are reserved."は、関西空港駅の放送で、ラピート号が全席指定である旨を案内するために使用されているパーツと同じようです。
▲関西空港駅の英語放送
少しだけ気になった点。
同様に旅行会社の商品として運行されている「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の接近予告放送では、「一般のお客様はお乗りにならないように願います」という一言が付帯して流れるようになっているのに対し、
WEST EXPRESS 銀河の接近予告放送では、この文言は流れていませんでした。こういう些細な差が気になってしまいます。
そして停車駅案内。サンライズ号では「岡山までの停車駅」で割愛される(そのため姫路駅ではそもそも流れない)停車駅案内ですが、今回の銀河号ではしっかり出雲市まで流れています。
本来は「岡山までの停車駅」で割愛する列車の場合でも、岡山に停まらない場合は、終点まで停車駅を流してしまうようです。
面白いですね!
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総括。
やはりといいますか、案内設備に対する熱の入れようがすばらしいですね。
列車名を収録しているのは当然のこと。
専用の案内放送を作成したり、表示にしても無機質な文字だけではなく、ロゴをあしらい趣向を凝らしたLED表示を使用したり等、どれだけWEST EXPRESS 銀河に対して期待を込めているかがうかがえる内容でした。
WE銀河号の今後の活躍に期待しています。