「電車」と「列車」。どっちでもいい些細な違いですが、SUNTRAS型放送はこの2単語を、独自の基準で厳密に使い分けます。
「電車」
電車で運転される普通・快速
(快速は新快速、関空/紀州路快速、みやこ路快速、丹波路快速なども含む)
「列車」
気動車で運転される普通・快速
特急・急行全般
非営業列車(回送、貨物など)
団体列車
電車線(緩行線)を走るから「電車」、列車線を走るから「列車」とかではなく、列車の車種や種別によって変わります。
普通や快速が到着するときは「電車がまいります」、快速が通過するときは「電車が通過します」ですが、
特急や回送が到着するときは「列車がまいります」、通過するときは「列車が通過します」となります。
ですので通過列車の放送も電車と列車で2パターン存在するわけです。収集欲を刺激してくれますね。
ではここで問題です。当駅止まりの普通電車が到着するときは「電車」か「列車」、どちらになるでしょうか?
答えは到着時は「電車」、到着したら「列車」になるです。
到着の際は「当駅止まりの電車がまいります」、到着放送でも「到着の電車は当駅止まりです」と流しますが、
停車中放送と出発放送では回送列車としてあんなされるため、途中から「停車中の列車は回送列車です」のように、放送が「列車」に変わります。
このように「電車」と「列車」を独自の基準で厳密に区別していますので、押さえておきましょう。