遅延レポ(2013,08,25)(第六回) 40分間の遮断

理想と現実の大きな違い

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大阪へ戻ってまいりました。
 
本日2度目の、大阪駅の遅れ120分以上を見つつ、環状線へ移動します。
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どうした電光掲示板!?
 
停車してるのは大和路快速天王寺行きだぞ!
…というのはいいとして、環状線も結構遅れが出てるみたいですね。
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大和路快速 天王寺行きが発車寸前に、後続列車の案内が表示されました。
 
これが理想像。
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そしてこれが現実。
 
 
 
 
見事に違うなこりゃ…
 
 

踏切待ち一揆

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名物ともいえる、フリー遅延証明書が置かれています。
 
 
 
 
 
ありがたく2枚ほど頂き、調査を続けます。
 
 
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私が到着した時、JR東西線はまだ運転を見合わせており、ご覧のとおり「調整中」の3文字が輝いています。
 
これにより、とんでもない事態が起きていたのです。
 
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…列車が詰まっています。
 
 
 
いや、詰まってるだけならいいんですよ。詰まってるだけなら。
 
実はこの列車間には、ある障害物があります。
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そう、踏切。
 
 
 
 
車掌さん曰く、すでに15分くらいこのままの状態が続いているとのこと。
 
なぜ列車が詰まってるのか、図で説明するとこんな感じです。
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まず、京橋駅はこのような構造となっています。
 
 
待避線などは一切ない、シンプルな構造です。
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そして現在の状況がこれ。
 
 
JR東西線が使えない状態で、大量の列車が京橋につっかえてきたわけですから、こうなっています。
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電車を加えるとこうなります。
 
この状態が15分以上も続いているのです。
そして20分を超えたころ…
踏切を待つ人の我慢の限界がやってきます。
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一人、また一人と遮断中の踏切を渡りはじめます。
 
無理に遮断機を上げたせいで、右側の遮断機が完全に下がらない状態に。
通行人にスイッチが入ります。
 
もう誰も、係員さえも通行人の波を止められません。
 
 
まるで「お前らは電車だけじゃなくて俺らも遅延させるのか!」というかのごとく、約25分遅れで最初の通行人が踏切を通行してからというもの、もう遮断機は意味を持たず、ただだらしなく垂れ下がった「棒」と化します。
 
…特殊信号発光機(左下でクルクルしてるやつ)が点滅しまくってたので、動画を撮ってみました。
 
34秒の短い動画ですがどうぞ、ご覧ください。
 
これがさらに5分ほど続き、合計30分以上閉まりっぱなしになろうかという頃。
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ついに停車中の放出方の列車が発車し、続いて引き上げ線の列車も放出方ホームに入線。
 
 
 
 
やっとのことで、尼崎方のホームに停車していた列車が発車します。
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そして運がいいことに、先ほどの「回送」がJR東西線への列車に変更になります。
 
 
 
3分ほどの停車ですぐに発車していきます。
 
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ついに信号待ちをしていたもう1編成も踏切を渡り切ります。
 
 
 
 
 
 
実に約40分ぶりに、遮断を続けていた踏切が開きます。
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40分間の間にたまった通行人が一気に踏切を渡ります。
 
 
 
 
 
 
…にしても、この量はすげえな……
 


次回、ちょっとしたレア放送を紹介します。
 
 
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