元日乗り放題切符で山陽・北陸・サンライズ!(第一章 第一回)

旅の前に

まさか誰もこの後、この旅が始まる前からレアな表示と放送に出会うとは考えていなかっただろう。
「表示収集」「放送収集」というのは時として、正直どっちでもよかった桜井線の予定の列車を犠牲にしなければならない時もあるのだ。
 
そう感じさせられた「天王寺駅の奇跡」まで、あと数十分という頃──
 
 
 
 
 
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「やっぱ撮影レベルは上がってないな!」と。
 
 
ひさしぶりの「矢田から」出発となった今回の旅。
 
まずは早速ながら道を外れ、京橋駅に「東西線経由甲子園口」表示を撮影しに行きます。
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京橋までカット。
 
やってまいりました!321系「東西経由甲子園口」行き。
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今回は側面表示撮影が目的なのですが、駅表示もなかなか見れないので掲載しときます。
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こちらが側面表示です!
放出寄りのホーム端は撮影がしやすく、私的にはおすすめです。
 
「園」がせまく、逆に「口」がいばってますね。
 
 
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使い物にならないですが…前面表示です。
 
 
暗い分見えにくくなってます…
 
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数分の停車で発車していきました。
 
 
 
 
 
ここで今回の旅にはこれといって関係のない東西線経由甲子園口行きの話はこれくらいにしてですね…
 
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天王寺へ帰りましょう!
 
 
 
 
 
お! 10thラッピング編成ですか~。
 
乗ること十数分で天王寺へ到着。
 
 
─「天王寺の奇跡」まであと2分─
 
 
 
 
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こちら、23時57分発の奈良行きに乗車します。
 
後続の「奈良方面京都」も気になりますが、そちらはまぁ…多分奈良から乗ることになるんでしょう。
 
─「天王寺の奇跡」まであと1分─
 
 
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…あれ?桜島」!?
 
 
通常であれば「環状」表示ですが、終夜臨のためか直球で「桜島」表示でした。
 

天王寺の奇跡 ~幻の放送と表示~

改札前の電光掲示板を撮り終え、大和路線ホームへ降りる。
 
「16番のりばから、快速 奈良方面 加茂行きが、発車します」という放送が聞こえ、ホームへ降りるとちょうどドアが閉まったところだった。
 
次に来る電車は23時57分発の、乗る予定の奈良行きの電車。
先発列車ということで電光掲示板の1段目に表示されると、もちろん次発の列車は2段目に表示される。
表示された「3段目」これが問題児だった。思えばここから今回の旅は目的が少し乱れだした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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…ぁあ゙?
 
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いいねぇいいねぇ!最っ高だねぇ!
なんとまぁこれぞ奇跡。表示されたのは、堂々と「貨物」の2文字でした。
 
「…もしやこいつ」と思い、ちょうど平野駅にいる友人が「今日サンライズ撮りに行ってくる」とか言ってたのを思い出し電話してみると、ちょうど平野駅とのこと。
 
「3番の電光掲示(板)に、「貨物」って表示してない?」
「はぁ?…うわ!え?「貨物」!?」
 
電話の向こうで焦る友人。
「「貨物」の表示、英語と日本語ときれいに撮ってきてくれ」無理になんとか頼んで待つこと数分。
 
 
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おそらくこれが人生で一番、「平野駅に友人がいてよかった」と思える出来事かもしれない。
 
 
 
友人のカメラにはバッチリ、ピンポイントにきれいに映ってる「貨物」の表示があった。
 
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もちろん、見事に英語表示も撮影してきてくれました。
 
 
 
テンションあがりすぎて「次の奈良方面京都行きでこの世からサヨナラしてもいいかもしれない」とか考えてるとやってきた奈良方面京都行き。
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蛍光灯が写って今となっては「なんでこれで良しとしたんだろう」というような画像ですが、この時の私にとってはそんなことはどうでもよく(殴
 
 
こいつが録りたかったんですよこいつが!
 
貴重な貴重な「貨物列車」という放送。もちろん予定を狂わせてでも録音してきました。
 
☆最初におまけで、「奈良方面京都行き」の入線放送を入れてます。貨物の放送はそのあとにあります。
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予告放送もあったのですが取り損ね…
「次に 16番のりばに 参ります列車は、貨物列車です。ご注意ください」という放送が今でも頭に残ってます…
 
0時20分、ついに「列車」が到着。
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やってきたのは単機の貨物列車。平野駅でも電光掲示板に表示されていたということは、百済への送り込みだったのか、それともただ一時停車するだけで関西本線の未電化区間ディーゼルを取りに来たのか…
 
 
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録音機片手に撮影したため、本当に「撮っただけ」ですが…
 
 
  
1分ちょっとの停車後、夜の闇に消えていきました。
 
…さて、ここからどうしよう……


次回へ続く
 
 
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