最終間際の寝屋川市行き (後編)

寝屋川市行きの自動放送を、Youtubeにて公開しております。
 
【収録物一覧】
・普通 寝屋川市行き(男声)
・普通 寝屋川市行き(女声)
・急行 淀行き(出町柳発)
 
記事を読む際のBGMなどに、どうぞお聞きください!

Local   Neyagawashi

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前回の続きで「さて出町柳に」と言う前に、ちょっとダイヤの話をしましょう。
 
実は前回の一番最後の画像には、幕鉄にとって重大な意味が隠されているのですが、お分かり頂けるでしょうか?
 
次の図をご覧ください。
 
 
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まず出町柳駅は1面2線で、ターミナル駅としては非常に適さない構造をしております。
 
そのため電車は到着後、基本的に10分以内に折り返していくのが定石ですが、深夜帯となると話が異なります。
 
右図のとおり、三条23時13分発の準急は18分に1番線到着後、29分まで1番線にとどまり、最終の急行発車後に続けて発車をするのです。
 
そして最終急行は引上線からの車両が使用されますので、20分の特急発車後に入線。4分で折り返し準備を済ませて23時25分に出発します。
 
つまり、三条で撮影後に出町柳へ向かった場合、2本目の寝屋川市行きの自動放送は録音できるわ7分間も撮影時間が与えられるわと、至福の時間を味わうことができるのです。
 
 
…で、前回の最後の画像をご覧いただきましょう。
 
もうお分かりですよね? 幕鉄にとっても重大な意味。
 
 
ご紹介しましょう、LED表示寝屋川市です。
 
 
 
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言 う こ と な し 。
雨が降ってたから水滴がついてるとか、そんなことはどうでもいいんです。
(どうせこんなにグラデーション使ってるのなんか再現しないし((( )
 
幕式がいまだ多くはびこっている中で、LED表示に出会えたこと。それだけでもうお腹いっぱいです。
 
 
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使用車両は2012年から導入され始めた最新鋭の13000系の中でも、7両編成として最初に運転を開始した13021Fでした。
 
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前面表示…要ります?
 
一応掲載しときますが、使い物にならない品ですよ…(笑)
 
 
こんな雨粒だらけのものでよろしければ、再現にどうぞご使用ください。
(周りも暗くドットの判別が困難ですが、皆様の心の目で見抜いてくださいな。)
 
 
さて13000系といえば、やはり注目なのが車内LCDが設置されている点。
*車内LCD…旅客案内用に車内に設置されている液晶ディスプレイのこと。「車内表示」とは異なるので注意。
 
当然寝屋川市行きにも表示は存在します。
 
ご紹介しましょう!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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安 定 の ロ ゴ マ ー ク 。
急行の発車ギリギリまで粘ったのですが、車掌氏が来なかったため運転設定がされることは無く、終始この表示のままでした。
 
さすが安心と信頼のロゴマークさんっすわ。
 

帰路

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というわけで、いろいろあった寝屋川市行きの放送収録もこれで終わり。
 
「最終急行」に乗車し、一路淀屋橋を目指します。
 
 
8両での運転の上、「最終」と名の付く割にはそれなりに乗降がありましたが、それも枚方市まで。
 
それを過ぎると減る一方で、京橋を過ぎると1両辺り2人いるかいないか程度にまで落ち込みました。
 
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その道中を振り返っていきましょう。
 
 
 
まずは枚方市にて。
 
急行の後追いとなっている普通・寝屋川市行きは、あとからの優等列車もないためか追いつくような勢いでついてきます。
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しかし、それが続いたのも寝屋川市の一つ手前の香里園まで。
 
 
 
 
この駅で前記事にも登場した守口市行きとの連絡を行い、少し増えた乗客を乗せて淀屋橋へ向けて再度走り出しました。
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そして到着した淀屋橋駅。
 
全列車の営業が終わり、発車標も一日の仕事を終え眠りについた…かと思いきや、1・2番線のものはいまだに「只今の時間帯1・2番線から~」と表示していました。
 
遅くまでご苦労なことです…(笑)
 
 
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ここまで乗車してきた急行の方向幕は完全に真っ黒に染まっていました。
 
追い出しにかかっている駅員氏の「13号出口をご利用くださーいっ!」の声が寂しくこだまする中、車内から聞こえた放送は帰宅モードに切り替わっていた私を一瞬のうちに変えてしまいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「──ぇそれでは、座席の切り替え作業をおこないまーすっ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ぅぉぉぉぉぉおおおおおっ!
 
実は最終の急行に用いられる5000系は普段は3枚扉で運転を行うのですが、各ドアの中間にラッシュ時に限り開く「ラッシュ用ドア」とかかれたドアが存在し、こちらが開閉する時間帯には関西では唯一の5扉車として運転を行います。
 
この「ラッシュ用ドア」の前には通常座席があるのですが、こちらの座席がまた凝ったもので昇降する可動式となっており、ラッシュ用ドア使用時には小さく収納されます。
 
 
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左手が通常のドア、右手がラッシュ用ドアなのですが、天井にあらかじめ収納するための空間も用意されているため違和感は皆無です。
「ちょっとドア周りが暗いかなー」とか、「ドアの上の天井が低い!」程度にまで収納されます。
 
こういったユニークな混雑緩和方法も関西ならではですね…(笑)
 


以上、寝屋川市行きの撮影記でした。
 
最後のドア開閉までは予想できず、寝屋川市行きよりも熱く語っている場面も…いえ、気のせいです(キリッ
 
 
ここまでご覧くださいまして、誠にありがとうございました。
 
それでは~
 
 
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