Fantastic signal (南大阪線編)

「信号におもしろさを求める」、第二回です。
 
今回は南大阪線系統の信号をお届けします。
 

古市駅

下り 場内信号

イメージ 1 - DATE -
主信号 2基
 (内訳) 3灯式 2基
誘導信号 2基
 
手信号代用 2基
 
 
 - COMMENT -
基本的に南大阪線の場内信号は通過線側が3灯式、待避線側が2灯式となる。
…が、古市駅では1番線が橿原神宮前方の発着番線、2番線が河内長野方面の発着番線となることから、こういった配置となっている。
 
幼稚の都合上本線側にはみ出る形で配置されており、窮屈さがうかがえる。

2番線 出発信号

イメージ 2
 - DATE -
主信号 2基
 (内訳) 3灯式 2基
手信号代用 2基
 
入換信号 1基 (番線表示・誘導信号付随)
 
 
 - COMMENT -
数ある近鉄の出発信号でも最多といってもいいほど、1本の信号柱に設置されている。さすがに車両と接触する恐れもあるためか、手信号代用の補助灯の右端が切断されている。
 
設置されている数も左右対称であり、配置も非常におもしろい。
 

橿原神宮前

上り 第一場内信号/8番線 第一場内信号

イメージ 3
 - DATE -
主信号 2基
 (内訳) 3灯式 2基
手信号代用 1基
 
 
 - COMMENT -
非常に下部に設置されており発見しづらいが、この駅では入線できる番線が多すぎる為、信号標識が少し大きめのものを使用して設置されている。
なおこの日は貸切列車運転に伴い、8号線へ旅客を伴っての入線がなされた。
 

上り 第二場内信号

イメージ 4
 - DATE -
主信号 4基
 (内訳) 2灯式 4基
誘導信号 2基
 
入換信号 1基 (番線表示・誘導信号付随)
 
 
 - COMMENT -
こちらも同じく入線できる番線が多いため、各番線ごとに2灯式の信号が設置されており、実ににぎやかな場内信号となっている。
現在は夕方時間帯に連結を行う設定がないが、この時は連結作業のため、誘導信号機に従って入線した。
 

下り 場内信号

イメージ 5
 - DATE -
主信号 2基
 (内訳) 2灯式 4基
手信号代用 1基
 
 
 - COMMENT -
下り線では場内信号は1か所しか設けられていないため、「第二」「第一」といった表記は無くこういった配置、標識となる。
 
上りとは異なり手信号代用が設けられているものの、4・5番線用しか設けられていない。
 
(余談ですが、この手信号代用灯を使ってる場面を見たことがないんですよね…(笑)
近鉄の信号には「必要不可欠!」ぐらいの勢いでついていますが、いつ使うのでしょう…。)
 

道明寺駅

上り 場内信号

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 - DATE -
主信号 2基
 (内訳) 3灯式 1基・2灯式 1基
手信号代用 1基
 
 
 - COMMENT -
通常は道明寺線への回送列車でしか見れない、4番線への信号が開通している瞬間である。この日は貸切列車運転に伴い、4番線へ特別に入線した。
(道明寺駅 4番線にホームはありません)
信号自体は南大阪線の基本形だが、本線が3番線のため主信号の配置が逆になっている。
 

道明寺線 場内信号

イメージ 7
 - DATE -
主信号 2基
 (内訳) 2灯式 2基
 
 
 - COMMENT -
イメージ 8支線であるがゆえに主信号の2灯式のみの設置となっているが、この場内信号のおもしろさは標識にある。
 
現在の道明寺駅では1番線が古市方の発着番線、2番線が阿部野橋方の発着番線、そして3番線が道明寺線の発着番線となっており、南大阪線は急カーブをきって道明寺駅へ接続しているため、道明寺線との連絡線は唯一古市方にのみ存在する。
 
つまりこの標識に明記されている「一号線」には構造上入線することができない。
おそらく番線を整備した際に標識だけが変えられず残され、現在のように至ったと思われる。


次回は橿原・京都・奈良線編です。
 
それでは~
 

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