車内表示、間違えすぎだろオイ…

最近「体質改善車が~」、「ROM更新車が~」と噂されている、JR西日本 207系のお話です。
 
近年の新型車両には必須の設備とも言える、「LCD」こと液晶ディスプレイを車内に持たない207系では、ご存知の通り「LED」の電光掲示板が千鳥配置されています。
 
この電光掲示板の表示なのですが…じつは駅名表示をかなりの数で間違っておりまして…(汗)
駅名表記が特殊なローマ字表記の方式を採用している、というのは有名な話でしょう。
 
たとえば「津」と表す際は「tu」とは表記せず「tsu」と表記したり、「Namba」のように「B」「P」「M」の手前に来る「n」(ん)は「m」に変わったり、「大阪」など長音が必要な場合は「Osaka」ではなく「Ōsaka」に変わったり。
 
これがなぜか207系では守られていないんですよね…。以前まとめて3駅ほど発見したのですが、1駅をどこだか忘れてしまったため、2駅だけご紹介させていただきます。
 

同志社前」

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まずはこちら。
関関同立」のうちの一つ、同志社大学の前だから、という理由で安直な駅名を付けられた「同志社前」駅です。
 
国鉄における、日本初の学園名を採用した駅名だそうで…。(Wikiより)
誰もが間違えることなんでないだろう、単純な駅名ではあるのですが…?
 
 
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やっちゃった。
 
では正しい駅名表記をホームの発車標で見てみましょう。
 
 
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こちらが正しい表記、「Doshishamae」です。
 
けっこう間違われることの多い表記ではありますが、まさか本家が間違えてるとは…(汗)
 
しかも、これが1駅だったら「おいおいしっかりしろよ」で済む話ですが、実は同一路線内にもう一駅存在するんですよね…(笑)
 
それに「同志社前」と同じく、運行上それなりに重要な駅で間違えているのですが、どの駅かお分かりになりますでしょうか?
 
 
 
 


 


 


 


 


 
 
 
 
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答えはこちら、四条畷駅です。
 
どこに間違えるところがあるのかわからないでしょう。
まさか「Sijonawate」と「h」を抜かした、なんて初歩的なミスなわけありませんし、だからってそれ以外に間違えるところはありません。
 
 
ではどのように間違えちゃったのか、お答えしましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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余計なことしやがった…(笑)
 
阪急式のように「Mino-o」(箕面)とするわけでもなく、長音記号を使うわけでもなく。
ハイフンを伸ばし棒代わりに使い「しじょーなわて」にするという、ありそうでなかった表記を採用してきました。
 
うーん…これはアリ……なのか?
 
 
通常、駅名表記においてハイフンは「山陽」(San-yo)など、「n」の次に来る文字次第では読み方が変わってしまう場合や、
・東西南北など、方角を表す際 (例:北田辺、南田辺 など)
・「新」が付く場合 (例:新今宮、新大阪 など)
旧国名が含まれる駅名 (例:河内天美、河内国分、大和八木 など)
・会社名が含まれる駅名 (例:近鉄八尾、JR難波、山陽姫路 など)
等の場合に使われます。
(大阪市営地下鉄では採用されてないなど、一部例外もあります)
 
ただし東西南北の場合は例外が存在し、それ以外に東西南北の付く駅名が存在しない場合や、もしくは東西南北が付いたものがその駅所在地の地名となっている場合、ハイフンは省かれます。 (例:北新地:Kitashinchi、西九条:Nishikujo など)
 
 
東西南北を表すわけでもなく、「新」も付かなければ、旧国名でもなく会社名でもないため、普通にアウトっぽいですが…(汗) いいんですかね、この表記。
 
以上、207系 車内表示の誤植でした。
管理人の忘れた「もう1駅」の情報、お待ちしています!(他力本願)
 
 
それでは~
 
 
【追記】
四条畷」について、逆に駅名標の「Shijonawate」が間違いだ、というご指摘をいただきましたので、追記させていただきます。
四条畷」の「畷」は「道」という意味で、そっくりそのまま「四条の道」といういところから「四条畷」となった、という説があります。そこから駅名標は従わないまでも車内表示は従事した、というのがご指摘いただいた説です。
信憑性はあるもののただ、アーバンネットワーク圏内の路線図も「Shijonawate」表記で統一されていることから、一応誤植ということでこのまま載せさせていただきます。
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