ついにターミナルから津田ボイスが… 大阪上本町駅 放送更新。

近鉄最大のターミナル駅ながら、都会にひっそりたたずむ大阪上本町駅
 
大和八木駅丹波橋で使われている、いわゆる旧世代の自動放送が未だ使われおり、区間準急の新設や神戸三宮駅の改称などの紆余曲折を経てもパーツの追加・修正で対応してきたこともあり、もうしばらくは安全だろうとされてきました。
 
ところが、案内設備というのはふとした拍子に変わってしまうのが普通で、現に近場でも藤井寺駅の発車標のフォントが気づかないうちに更新されていたことがあります。
 
 
今回もそう。
 
「他駅では通常の放送に英語の単文が付けたされただけだから」と油断していると、旧世代の放送を使用している…要するに「例外」になる…駅が、心の準備もできずに更新されてしまうのです…。
 
 
更新後の放送はこちら。
 
 
基本的には旧放送を踏襲しており、入線時の放送では、停車駅などの案内は一切ありません。
 
先着案内は始発駅という特性上必要ありませんが、せめて停車駅と途中駅での切り離し案内くらいは流してもいいのでは…?
(※動画内でもご紹介していますが、上本町で切り離す列車については、入線時に両数の案内が省略されたのち、切り離す旨が案内されます)
 
 
一つ気になるのが、旧放送では長谷寺に臨時停車する列車の案内時に「本日は長谷寺に臨時停車いたします」という案内文が流されていたのですが、今回の新放送に導入されているかどうか、という点です。
 
近鉄の放送は更新されるたびに簡略化が進んでいますので、現時点で一番新しいとされるこの放送で、いったいどれほど簡略化が進んでいるかが問題です…。
 
 
有田洋之氏はこれまでにも、名古屋地区での放送一斉更新時や、急行以下の停車駅などで放送が更新される際にたびたび採用されてきました。
 
大阪線では河内国分や河内山本、青山町などで、特急停車駅では大和高田などで、他にも田原本、郡山、西ノ京、高の原、天理といった駅でも使用されています。
 
明るくはっきりとした発音で、大阪府出身の方ということもあり、駅名のイントネーションが関西の方に聞き取りやすいのが特徴です。
 
 
なお英語放送は相変わらずの状況で、特にこれといった案内はありませんでした。
 


大阪上本町駅では旧世代の放送が更新されることとなりましたが、旧世代だからと言って更新されていない駅も存在します。
 
それが近鉄京都駅。
あちらでは、「聞き納め」と題して投稿した動画の放送に、同様に英語をつけたして放送されています。
 
この違いが何なのか気になりますが、おそらく大阪線だから更新された…というのが正しいのでしょうか。
 
 
名古屋地区の放送更新駅ではこの男声が用いられています。
 
大阪線の各主要駅だけでも放送をこの新放送に統一させることができると、急行以上の種別で長距離移動している分には(女性を除き)すべて同じ声で統一されることになります。
 
そうなれば、大阪線から名古屋方面へ共通の放送になりますし、京都駅が除外された理由や、奈良線系統で一駅も新放送への更新が行われていない理由がわかります。
 
ただ、これだけ各駅・各路線ごとに仕様の違う放送を導入して、システムの方の処理は大丈夫なんでしょうか…(汗)
 


以上、大阪上本町駅の放送更新でした。
 
それでは~
 
 
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