駆け出しの投稿者さんに多く、自分も通った道ですので特に注意してほしいことを今回はお話ししようかと思います。
YouTubeでは過去の統計が一覧で見られるようになっておりまして、それを見てはっきりと視聴者数が安定しだした瞬間があるんですね。
で、そのタイミングで何をやったかと言うと編集ソフトの変更なんです。
Windows Movie MakerからAviUtlへと編集方法を変えたあたりから明確に視聴者数の変動が安定しており、やはり単に静止画がずーっと表示されているものよりかは、何かしらの動きがあるほうが確実に見てくれます。
ただ動画編集というものには相当の時間と労力を使います。
私も10分程度の動画で平均2時間から4時間程度は掛けていますし、そのために犠牲にしてきたもの(主に睡眠時間)も数知れずです。
そこで少しでもこだわってほしいものを挙げておきます。
フォントです。
たかだかフォントと侮ることなかれ。そのフォントのスタイルなどだけで動画の雰囲気と言うのは抜群に改善されます。
例えばこちらをご覧ください。
皆様ご存知、近鉄の発車案内表示を再現したものです。
MSゴシックとArialのみ。
Windowsに元からついているフォントのみで構成された、非常にお手軽で誰でも再現できる発車標表示なのですが、これをすべて日本の案内表示でポピュラーな有料フォントのみで構成してみましょう。
駅構内の案内サインでおなじみ「新ゴ」、京阪やJR西日本でよく使われている「Frutiger」を使うとこのように変わります。
左右に並べて比較してみましょう。
MSゴシックを用いた方では、文字と文字の間が大きく開いてしまってまとまりがなくなっていますが、新ゴの方ではそれぞれの文字の懐が大きいため、ばらけることなくまとまって見えます。
フォントを変えるだけで本当に印象と言うものは変わるのです。
さらに例を出してみましょう。
「整っていて見やすくて、なおかつカッコイイ!」と好評の京阪電車のサインシステム。
フォントを新ゴとFrutigerからMS Pゴシックに変える“だけで”こうも劣化します。
つまりフォントを変えるだけで、あなたの動画はずいぶんと印象に差が出るのです。
ぜひMSゴシックなどを抜け出し、フォントの世界へと飛び込みましょう!
でもどんなフォントがいいのかよくわからない
と言う方向けに、私やたてつが超独断と偏見で好きなフリーフォントを3つだけまとめてみました。ご参考までに。
ゴシック体フリーフォントの定番「源暎ゴシック」、ちょっと変わった「源暎ラテミン」
■源暎ゴシック
新ゴほど主張がなく暖かさのあるフォントです。ただし英字は案内表示風として使うには少々癖があるのでご注意を。
■源暎ラテミン
個人的に超大好きなフォント。ゴシック体と明朝体の間の子みたいな、ちょっとオシャレなフォントです。
少し前まで字幕として実際に動画でも使用していました。
近未来的に彩る「スマートフォントUI」
直線的なデザインの文字が多く、非常にすっきりとした仕上がりになります。
英字がご覧の通りかなり特徴的です。
この辺りのフォントをうまく使えれば、それだけで見違えるような動画になると思います。
頑張ってください!
ただフォントのインストールの仕方はサポート対象外ですので自分で調べてくださいね!!!!!!
それでは~