ぼーっとTwitterを眺めていたところ、思わぬ情報が目に飛び込んできました。
「関空快速の自動放送が更新されている」
しかもその放送は新快速等に導入されたものと同じ声だというのです。
真相を探るべく、簡単ですが収録をしてきました。
確かに新放送は導入されていた
入力端子を車両側に整備するだけで、あとは手軽なタブレット端末を用意すれば事足りるという画期的な案だけに、早くも他社が採用し始めたようで。
もちろんタブレットを別に整備しただけですので、元々車両側に搭載されている自動放送装置はそのままです。
車掌さんがタブレット端末を用いない場合はいつも通りの放送が流れますので、完全に廃止というわけではなさそうです。
ぜんぶ4ヶ国語を用意したわけではない
近鉄ではほぼすべての放送に4ヶ国語を用意するという思い切った方策に打って出ましたが、果たして「矢田」を4ヶ国語で用意して需要があるかと聞かれればまあないでしょう。残念ながら。
今回導入されたJR西日本のものでは開扉方向とマナー啓発放送を除くと、天王寺発車後の長い案内や日根野到着前、さらに三国ヶ丘と和泉府中発車後に追加された切り離し案内程度にしか用意されておらず、そのほかはすべて2ヶ国語でのみ放送が可能です。
ちなみに中国語字幕を打っていただいている方に今回の放送はわかりやすいか尋ねましたところ、細かい文法ミスは精査すれば見つかるが不自由なく通じるレベルで、かつ伝えたい内容がわかりやすいと(近鉄の中国語放送とは異なり)かなりの高評価でした。
地下鉄線の路線名はやっぱり流さない
たしかに従来の自動放送よりは幾分もましに改善されました。ようやく他社線まで自動放送で案内できるようになったのです。
だからこそもう一歩踏み込んだ詳細な案内が欲しかったところ。残念です…。
忘れられた長堀鶴見緑地線
こちらはただの編集ミスかと存じますが、大正到着時に本来流れるはずの長堀鶴見緑地線への乗換案内が欠損しています。
この放送では乗換案内のカット等ができますので3度乗車して確認しましたが、やはり上下列車とも同区間で流れることはありませんでした。
また近鉄では先日のROM更新時、ドア方向が固定の駅ではあらかじめ設定された方向が流れるようになっていますが、今回導入されたものでは逐一設定をする必要があります。
設定を誤ると添付動画の天王寺到着時のように、逆方向が何事もなかったように流れますので、少し厄介な扱いです。
ちなみに天王寺発車後の案内は、4か国語をフルで流すと4分40秒もの長さになります。
私が知りうる限りでは最長の車内放送です。ぜひ聞いてみてください…(*´ω`*)
それでは~!