この路線が今回の問題を引き起こした主犯「
難波線」です。
遅延情報を案内するときも「
奈良線」ですし、もはや「
難波線」というものは有名無実化し、一部の鉄オタが難癖をつけるためだけに存在しているかのような路線名と化しています…が。
実はこの「
難波線」という表記を、旅客案内として
近鉄で唯一見れる駅が存在します。
大阪上本町ではホームが地上と地下で分かれており、
その連絡通路には「大阪線」、「奈良線」といったように、近鉄では珍しく路線名が記載されている案内板が存在します。
ここに堂々と書かれた「
難波線」の文字。普段は路線名を全く書かない会社なのに、ここぞとばかりに4か国語で表記しています。
しかも1か所にとどまらず割といろんなところにちらほらと。
厳密にはここから
難波線に変わるというのは事実ですが、ほとんどの旅客はこの
区間も含めて
奈良線だとみているでしょうから、「
奈良線」と書いてもまったく差支えがなかったのではないかと思います。
おそらく
近鉄が整備したサインシステムで「
難波線」を表記している駅は、ここ以外にないと思われます。
知らない人も多い「
難波線」を堂々と表記したサイン、ぜひ見に行かれてはいかがでしょうか。